SeeedStudio製 Wio BG770Aとは？
Wio BG770Aは、Seeed株式会社が開発したLTE-M・NB-IoTのセルラー通信に対応したボードです。詳しくは上記のサイトから。今回は、こちらを使用してセルラー通信を試してみたいと思います。
SORACOM SIMでセルラー通信をやってみる
Wio BG770Aの開発環境の構築は以下にまとめています。Arduino IDE を使用できるので、環境構築は簡単にできると思います。良かったら参考にしてください。
この記事では、ボードへの書き込みがちゃんとできている前提で、このボードの特徴であるセルラー通信を試してみた内容について書いていきたいと思います。
SORACOMと通信できるサンプルスケッチを選ぶ
Wio BG770A用のサンプルスケッチはいろいろ用意されているのですが、今回は簡単にセルラー通信を試すことを目標にSORACOM SIMを使っての通信を試します。
セルラー通信のサンプルスケッチも複数用意されていますが、今回は、BG770Aの特徴として、省電力機能があるので、早速ですが、その機能が使えそうなサンプルを試します。
『soracom-uptime-psm』というサンプルスケッチが良さそうです。
説明には以下のように記載されているので、たぶんちょうどいいはず。
稼働時間をSORACOM Unified Endpointへ送信します。PSM機能を使って電力消費を抑止しています。
実際にやってみる
Wio BG770Aの開発環境は、Arduino IDEを使うことができます。
まずは、サンプルのスケッチを開きます。今回は、『soracom-uptime-psm』というサンプルスケッチを使用します。
※SORACOMのSIMは事前に準備しておいてください！
サンプルのスケッチブックを開きました。
次に、さっそく書き込んでみます。これで完了。これで、SORACOMプラットフォームとのセルラー通信が始まります。
SORACOMプラットフォームで通信を確認
ボード側は通信ができている（はず）なので、SORACOMのプラットフォームに作業環境を移動します。
ちゃんと通信できてる？と思いながら、「SIM管理」の画面から通信しているSIMを探します。自分の場合は、たまたまオンラインのデバイスが１つだけだったので簡単に見つかりました！
「MSISDN」やSIMカードに記載されている「製造番号」などを確認すれば、より確実だと思います。
以下のようにオンラインなっていたらセルラー通信は成功しています。
SORACOM Harvest Data でもデータ受信を確認してみます。
SORACOM Harvest Data自体は事前に設定しておく必要がありますが、実際にサンプルスケッチでアップロードされたデータがこのように確認することもできます。
ボードの挙動をいま一度確認する
とりあえず、何も考えずにサンプルスケッチを書き込んだだけなので、実際にどう動いているのかを確認するために、しばらくボードを眺めてみます。
PSMの機能を使っていて、省電力を実現するために、ボードのLEDもOFFにしているサンプルなので、見るタイミングによっては電源が入っていないように思えます(笑) というか、
ですが、しばらくずっと眺めていると、たまにLEDがチカチカ光ります。
たまに光っていたら正しく動かせていて、そのタイミングでセルラー通信していることになります。
こちらで一旦、SORACOMのSIMを使って通信できるところまで確認できました！
参考リンク
おまけ
