AWS CDKは、Amazon Web Services（AWS）のリソースを管理、プロビジョニングするためのオープンソースソフトウェア開発キットです。CDKを使用すると、高レベルの抽象化を使用してクラウドアプリケーションをモデル化し、プログラムによってリソースを定義できます。JavaScriptやTypeScript、Python、Java、C#など、一般的なプログラミング言語を使用してAWSのリソースを定義することが可能です。
CDKの利点は以下のようなものがあります。
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高レベルの抽象化: CDKは、複雑なリソースやリソースの組み合わせを扱うための高レベルの抽象化（コンストラクト）を提供しています。
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プログラム可能: CDKを使用すれば、AWSリソースをコードで定義できます。これにより、リソースのプロビジョニングと管理を自動化できます。
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言語選択の自由: CDKは複数のプログラミング言語をサポートしています。開発チームは最も慣れ親しんだ言語を使用してAWSリソースを定義できます。
具体的な使用例としては、例えば以下のようなものが考えられます。 -
スタックの作成: TypeScriptを使用してAWSリソースのスタックを定義し、それらのリソースをプロビジョニングするためのスクリプトを書くことができます。これには、CDKのStackクラスとAWSリソース（例えば、S3バケットやLambda関数など）を表すクラスを使用します。
import * as s3 from '@aws-cdk/aws-s3';
import * as cdk from '@aws-cdk/core';
class MyStack extends cdk.Stack {
constructor(scope: cdk.Construct, id: string, props?: cdk.StackProps) {
super(scope, id, props);
new s3.Bucket(this, 'MyFirstBucket', {
versioned: true
});
}
}
- リソース間の依存関係の管理: CDKを使用すると、リソース間の依存関係をコードで定義できます。例えば、あるLambda関数が特定のDynamoDBテーブルにアクセスする必要がある場合、これをCDKで定義することができます。