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平成最後の基本情報技術者試験で午前問題約9割取れた(と思われる)けど午後問題フルボッコだった(と思われる)件について分析してみた

Last updated at Posted at 2019-04-21

まだ正式な合否通知は来ていないのですが、解答速報で自己採点を行ったところタイトルの通りになりました。

以下の内容は私個人の主観に基づくものなので、あくまで参考にしてください!

私のステータス

  • 30代高卒
  • 実務9ヶ月目のWebエンジニア
  • 使用言語はPHP
  • 元事務職
  • 事務職時代にITパスポート試験は合格していた

試験を受けようと思った理由

  • 情報技術について体系的に学んだことがなかったので、知識を身につけて実務に役立てたかった
  • 試験に受かって自己肯定感を高めたかった

登場する用語について

読み方は3種類出てきます。
英語の勉強(リーディング)をしている人は、心当たりがあるはず・・・!

  • 精読・・・じっくり読むこと
  • 速読・・・速く読むこと
  • 多読・・・たくさん読むこと
  • マーカーチェック・・・分からない用語や解法にマーカーを引くこと

学習の流れ

  • 学習期間は3ヶ月
  • とは言っても、最初の2ヶ月は参考書の精読を2回しただけ
  • ラスト1カ月で慌てて過去問を解き始めた

ちなみにマーカーチェックに使うのは黄色の蛍光ペンをオススメします。
裏移りが目立たずに済みますし、コピーした時に映りませんよ!←事務職時代の経験より

試験を受ける前の心理

  • 午後試験明らかに勉強してない・・・どうせ受けても落ちるだろうし、もし落ちたら自己肯定感下がるからやめようかな・・・
  • でも午前試験は過去問で合格ラインの点数取れたから、やるだけやってみようかな
  • もし落ちたとしても試験の雰囲気だけでも分かるから、次回の試験に役に立つかも
  • 午後試験も運が良ければ受かるかも・・・ ←これは明らかに甘かった

午前試験の勝因

自己採点では、80問中70問正解でした。約9割!

最初に参考書で勉強した

基本情報技術者試験は、過去に出題された問題が繰り返し出題されます。ということは、過去問を解きまくって問題ごと答えを覚えてしまえば良いということ。

正直、情報技術の知識がある程度備わっている人は過去問の演習だけで大丈夫かと思います。

が、それが無い人は、いきなり過去問にチャレンジしても苦しいだけかと。そこを乗り越えられる人は良いかもしれませんが、私は無理でした。正直しんどい。

個人的に「問題を解く能力」以前に、体系的な知識を身につけたいという目的もありましたし。なので、私は参考書の精読を2回行いました。最初はゆっくりじっくり。

使用した参考書はこちらです。テキスト&問題集を名乗るだけあって、過去問も多く掲載されています。

情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者 テキスト&問題集 2019年版

ちなみにマーカーチェックをし始めたのは2回目です。1回目から行うとキリがないですし、分からない部分も多すぎて参考書が見辛くなるだけなので。

勉強の中心にするのは過去問ですが、さらに参考書と行き来すると知識の定着度が高まるかと思います。

過去問を繰り返し解いた

過去問題集はこちらを使用しました。3回繰り返し解きました。
個人的に注釈が多い本は苦手ですが(読み辛いし要点から気がそれるので!)、この本は解説がほどよい量でした。

平成31年【春期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

平成29年春期〜平成30年秋期までの過去問が掲載されています。PDFダウンロードも含めると16回分の過去問が手に入ります。

1回目

最初は平成30年秋期の過去問を解こうとしました・・・が、参考書に書かれている以外の問題が多く、解くのが苦痛に。

そこで、ここで苦しんで時間を費やす必要はないと判断し、解答を見ながらじっくり解いていきました。

以降の平成29年春期〜平成30年春期までの問題は、自力でなんとか解いていきました。解法のコツも徐々にわかってきたので、この時点で合格ラインである60点を取れることもあったりなかったり。

解説もマーカーチェックをしながらじっくり読み込みました。

2回目

全ての問題を自力で解きました。過去に解いているので、当然合格ラインは超えています。

3回目

試験前日に、4回分一気に見返しました。
自力で解くのがしんどかったので、解説を見ながら解法を確認して問題を解く感覚を身に着ける、という感じです。

試験会場にて

過去問題集をそのまま持っていきました。

着席の30分前には会場入りしていたので、マーカーチェックをしていた箇所を中心に4回分の解説を一気に見返しました。(速読です!)

その他

過去問は解けば解くほど良いので、電車の中でアプリで勉強したりしてました。

午後試験の敗因

フルボッコです。

本番と同じ形式で過去問題を解かなかった

結論はこれに尽きます。
単純に問題に慣れていなかった。

午後試験対策も上記の過去問題集を使用しました。しかし、問題を解いたのは1回だけでした。

それも問題によっては、解説を見ながら解いた部分もありました。(要は、自力で問題を解いたことのない分野があった。)

本番と同じ形式で解くなんて、全く行なっていませんでした。そのため、試験形式に全く慣れない状態で本番を迎えることに。

ただ、選択問題の対象となる分野も全て学んだのは良かったかと思います。分野を絞っていたら、試験でもっと慌てていたはずなので・・・

アルゴリズムが分からない

難しいと評判のアルゴリズム。
実際の試験では最初の1問目しか(おそらく)正解せず。

受験前にできなかったことが本番でいきなり出来るなんて、甘いことはありませんでした。

午後対策の参考書として、こちらの本を2回精読しました。

情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]

良い本なのですが、使い方が甘かったです。

本の中で選択肢を絞る解法が掲載されていましたが、アルゴリズムを全く理解していない段階で解法を使おうとして、失敗しました。

解法は過去問題集と行き来して、アルゴリズムを理解した上で初めて役に立つのだと実感しました。

プログラミング言語も分からない?

プログラミング言語はC言語を選択しました。試験のために学んだという感じです。
「エンジニアなら一度はC言語を学んでおかねば!」というのもありました。

使用した参考書はこちら。例題が多く掲載されているので、うまく使いこなせれば実力もついたかと。

改訂3版 基本情報技術者試験 C言語の切り札

正直、言語云々よりアルゴリズムが分からなかったです。
多分3問くらいは正解していたはずですが、ほぼカン頼りです。

今回はC言語特有のポインタが(おそらく)出題されていなかったのですが、普段使用しているPHP以外の概念や機能について問われていたら、全滅だったと思います。

問題文が読めなかった

国語力のなさを実感しました、次項の「集中力が落ちていた」も原因だと思います。

本番の試験では、まず問題文を先に読み、説明文を読むという流れで解いていきました。解法としては良いかと思います。

しかし、長文を読み進めていくと主語述語目的語が曖昧に・・・
自分の読解力の無さが遺憾無く発揮されました。

集中力が落ちていた

午後試験はハードです。
すでに午前試験を2時間半かけて解いているため、集中力も明らかに落ちていました。

そのせいか、得意なはずのデータベース分野ではまさかのマークミスもありました。

最初に書いた通り、本番と同じ形式で過去問を解いていなかったのが一番の原因です。そして試験に必要な集中力も想定していませんでした。

試験を受けた後の心理

  • 落ちた(と思われる)けど、受けて良かった
  • 午前試験は思ったより解けた!
  • 午前試験の勉強法はこのやり方で間違いないと確信が持てた
  • 午後試験は問題の苦手分野というより、自分自身の苦手な部分が明らかになったのかも・・・
  • 自己肯定感は下がったけど、ここまで極端な結果だと逆にネタにできるな←そして今に至る

課題まとめ

  • 本番形式で解くことに慣れる
  • アルゴリズムに慣れる(精読のフェーズが完了してから、多読に移行する)
  • 説明文・問題文の主旨を正確に捉える

これから

次の試験を受けるかどうかは分かりませんが、多分受けるかと。令和初の試験ですし!

アルゴリズムと文章読解は、多分実務でも苦手な部分だったと思います。(エンジニアとして致命的な気がするが。)今回はそれが目の当たりになって課題として表れた感じ。

逆に言えば、そこを鍛えれば実務でも役に立つのでは、と密かに期待してます。

アルゴリズム対策については、パズル本やpaizaのようなスキルチェックのサイトを利用しようかと思ってます。

読解力についてはどうしましょう・・・実務でもそうですが、とにかく「落ち着け」という感じもしますが。さらに落ち着くためには、「慣れ」と「経験」しかなさそうです。具体的な対策があれば求ム!

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました〜

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