はじめに
インターネットを使用していると、速度が遅くてイライラすることがありますよね。
そんな時にどこを変えれば速くなるのか、用語などを解説します。
外部サイトを多く貼ったので、自分でも調べてみてください。
原因の一覧
ネットが遅い原因には上の図のように、
①インターネット
②モデム
③LANケーブル
④ルーター
⑤wifi
⑥無線LAN子機
⑦LANポート
の7つが考えられます。
①インターネット
インターネットの仕組みは基本的にはクライアントサーバー方式です。
つまりアクセスしているサイトのサーバーまで物理的に海底ケーブルや無線でつなげ、データをとってきます。
そのため、例えば日本から日本にあるサーバーにアクセスするより、ヨーロッパにあるサーバーにアクセスするほうが遅くなります。これが通信速度が遅い原因の可能性があります。
よって、通信速度を速くするためには、
サイトにアクセスするなら、物理的に距離の近い場所にあるサーバーなどを使用する。
webページなどにアクセスさせるなら、閲覧者の多い国のサーバーを使用する。
の2点があげられます
②モデム
モデムは契約した通信業者から貸し出されます。
そのためモデムの交換などは現実的ではないので、ネットの契約について説明します。
ネットが遅い原因には、契約が悪い、接続方式が違う、が考えられます。
契約
まず、ネットワークを提供している会社はNTTやKDDI、softbankなどたくさんあります。
さらに、回線にも光回線やモバイル回線などがあります。
この契約内容が悪く、ネットワークが遅くなっている可能性があります。
一度契約を見直すと通信が速くなるかもしれません。
接続方式
次に、接続方式ですが、PPPoEとIPoEがあります。
簡単に言えば、IPoEのほうが新しくて速いです。
この接続方式を契約している会社に確認して変更するといいかもしれません。
③LANケーブル
LANケーブルはデータが物理的に通っている線です。
このLANケーブルには世代があり、新しいほど通信速度が速くなります。
いい回線を契約してもLANケーブルが古かったらそこがボトルネックとなって通信速度が遅くなります。
以下のサイトが詳しいのでぜひ見てください。
簡単に要約すると、「CAT5e」か「CAT6」のLANケーブルを使ってください。
④ルーター
wifiルーターについて解説します。
そこで大切なのは、接続可能台数、通信規格、最大速度、アンテナなどがあげられます。
wifiで接続するとき、同時に複数のデバイスで一つのwifiルーターに接続することが考えられます。
そんな時に接続可能台がデバイスの数を下回ると不便になります(速度は関係ない)
また、対応する通信規格も大切であり、詳しくは⑤wifiで説明しています。
いくら通信規格が新しくても、最大速度が遅かったり、アンテナが弱かったら意味がありません。それらを踏まえて買い替えましょう。
詳しくは以下の記事を見てください。
⑤wifi
wifiにも世代があります。
昔は「IEEE 802.11a」などという書き方で分かりにくかったのですが、
現在では6世代目は「Wi-Fi6」などと、わかりやすくなりました。
詳しくは以下の記事を見てください。
さらに周波数にも2.4GHz帯と5GHz帯があります。
2.4GHz帯は遠くまで届く、
5GHz帯は干渉がなくて安定しているが、障害物に弱く近くでしか使えない
という特徴があります。
結論として、ネットを速くするには新しい世代のwifiを使用する、
といっても自分で切り替えることはできないので、
その世代に対応した無線LANルーターとデバイス(PC、スマホ等)を使用してください。
wifiの世代の最大通信速度は理論値であり、実際にインターネットを使用すると理論値の半分から3分の1程度になる場合が多いです。
しかし最大通信速度の値が大きいと、実測値もそれに比例して大きくなる傾向があります。
⑥無線LAN子機
wifiで通信しているとき、速度が遅い原因としてパソコンに搭載されいている無線LAN用のカードが古い可能性があります。
デスクトップならば、m.2形式のネットワークカードを最新のwifiの世代に対応しているものに変える、
PCIe 接続の無線LANカードの、最新のwifiの世代に対応しているものを増設する、
ノートパソコンなどは、最新のwifiの世代に対応しているusb接続の無線LAN子機を使用する、
があげられます。
大切なのは最新のwifiの世代に対応しているかです。
詳しくは⑤wifiで説明しています。
⑦LANポート
最後に、パソコンに有線LANで接続しているなら、パソコンに搭載されているLANポート(LANケーブルを挿すところ)が原因の可能性があります。
LANポートにも規格があり、速い順に「1000BASE-T」「100BASE-TX」「10BASE-T」があります。
さらに10Gbpsに対応した「10GBASE-T」もでてきました。
いくら速いケーブルを使用しても、LANポートが古かったら意味がありません。
対処法として、デスクトップならLAMカードを増設する、
ノートパソコンや増設ができないならUSB接続の有線LANアダプターを使う、
という方法があります。
最後に
今の私の知識をもと、ネットの速度を改善する方法を解説しました。
できるだけ外部サイトを載せましたが、間違っていることもあるので、
間違いがあったらコメントしてください。