0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

【Abaqus】使い方講座その1 3D Shellにおける「複合材レイアップの作成」の使い方

Last updated at Posted at 2022-08-22

はじめに

前回記事にも書きましたが、Abaqusの日本語の情報が少ない少ない。

なので自分でやったことを記事にして紹介していこうと思います。
他の回は以下のサイトにまとめています。
https://qiita.com/yuki_2020/items/d613eedb149cbbd16ce8#%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E9%80%A3%E8%BC%89

今回は、以下の動画を参考にして、複合材レイアップの作成方法を紹介します。

使い方

パート

パートでは、3次元でのシェルで、タイプは平面を選択します。

image.png

特性

材料特性の作成

特性では「機械的」→「弾性」→「弾性」を選択します。
image.png

そして複合材の場合、タイプを「工学的定数による異方性」として各種剛性やポワソン比を入力します。
なお、今回は寸法をmmで入力しているため、剛性の単位はMPaとして入力しています。

image.png

今回の座標系は以下のようになっていると予想されます。
test1_2.png

複合材レイアップの作成

今回の本題です。

特性の左に並んだうちの上から4つ目のカラフルな積層のマークを押します。
image.png

すると以下のような画面が出てくるので、今回は「一般シェル」を選択します。
image.jpg

「続ける」を押すと、以下のようなウィンドウが出るので、まずは領域の空白を全部選択して「領域」をダブルクリック。
image (1).jpg

そして今回の複合材を割り当てるパートを選択して「完了」を押すと、以下のように割り当てられます。
image (2).jpg

そして、「材料特性」は先ほど作成したものを指定し、「厚さ」をそれぞれ入力し、「回転角度」は繊維の方向を入力します。
なお、「計算された特性を対称にする」にチェックを入れると、Ply-1を端とした対称積層になります。
image (5).jpg

積層の確認

上記のように設定しても、本当に積層が正しいのかわかりません。
そこで、積層を視覚的に確認します。

まず、上のバーの中の端にある、青丸にiが書いてある「クエリ情報」を押します。
image (3).jpg

そして出てきたクエリウィンドウの中で、「プライスタック方向プロット」を押します。
image (4).jpg

画面が2つに分かれると思うので、積層を割り当てたパートをクリックすると、もう一方のウィンドウに積層が見やすく表示されます。
image (6).jpg

残り

後は普通の解析とやり方は同じです。
引っ張るなりなんなりしてください。

終わりに

複合材レイアップの作成の使い方を紹介しいました。
比較的短時間で記事が作成できたので、今後も作成していきたいと思います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?