Vue-infinite-loading で Vuex を使う

はじめに

サーバサイドの開発歴は1年程度で、最近初めて業務でフロントエンド開発を担うようになりました。
フロントエンド開発めちゃくちゃ楽しいです。

記事の目的

さて、JS のライブラリとして Vue.js を使っているのですが、 Vue-infinite-loading という無限スクロールを簡単にに実現できるライブラリがあります。

この無限スクロール機能では API を叩いて データを取得する処理が必要となります。これらの処理を状態管理のライブラリである Vuex で扱いたい、というのが本記事のモチベーションです。

ググってみたのですが、ドキュメントには記載がなく、 Issue にコードの一部が載っている程度でした。私はフロントエンド歴が浅いためか、 Issue だけではすぐに理解が出来ず、試行錯誤の末にやっとできましたので、コードの全体像を載せてみようと思います。

参考

Guide | Vue-infinite-loading

実装例

ドキュメント例と同様に Hacker News の API を利用してニュース記事を取得する想定です。
実際に動かしたわけではないので、あくまでもイメージです。

ポイントは NOTE: としてコメントで記載しております。

store.js

import Vue from 'vue'
import Vuex from 'vuex'
import axios from 'axios'

Vue.use(Vuex)

const api = '//hn.algolia.com/api/v1/search_by_date?tags=story';

const store = new Vuex.Store({
  state: {
    page: 1,
    hits: []
  }

  mutations: {
    incrementPage(state) {
      state.page++
    },
    addHits(state, hits) {
      state.hits.push(...hits)
    }
  }

  actions: {
    async fetchHits({commit, state}, loadState) {
      const { data } = await axios.get(api, {
        params: {
          page: state.page
        }
      })

      if (data.hits.length) {
        commit('incrementPage')
        commit('addHits', data.hits)

        // NOTE: loadStateには $state が入っているので、loadState をレシーバとして、 loaded や complete を 呼び出すことで、読み込み状態の制御をできる
        loadState.loadState.loaded()
      } else {
        loadState.loadState.complete()
      }
    }
  }
})

export default store

application.vue

<template>
  <div v-for="(hit, $index) in hits" :key="$index">
    <!-- Hacker News item loop -->
  </div>

  <infinite-loading @infinite="infiniteHandler"></infinite-loading>
</template>

<script>
import { mapState, mapActions } from 'vuex'

export default {
  computed: {
    ...mapState(['hits'])
  },
  methods: {
    ...mapActions(['fetchHits']),
    // NOTE: $state を受け取るメソッドを定義し、ディスパッチ時にに引数として $state を渡す
    infiniteHandler($state) {
      this.fetchHits($state)
    }
  }
}
</script>

最後に

よりよい実装方法などありましたら、教えていただけると幸いです🙏
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