はじめに
受講セッションの個人的な所感と、メモです。
メモの内容は、誤字脱字などあるやもしれませんが、ご了承ください。
概要
ソニーミュージックソリューションズ様は、限られた人員で 1,000 を超える Web サイトを運用し、サイトの速度や表示に関する問い合わせにも日々対応されていました。そのような環境下で、「少人数運用でも安定稼働」を実現するというビジョンを掲げられていました。本セッションでは、同社がそのビジョン実現に向けて、どのような取り組みを日々行ってこられたかをご紹介いたします。成功した施策や乗り越えてこられた課題など、実際の経験に基づくリアルな内容をお話しいただきます。反応的な対応から一歩進んで、「未来に向けた継続的な改善」を実現するための手法や考え方について、同社の実践を通じてご理解いただければ幸いです。少人数での大規模システム運用におけるノウハウを存分に学んでいただけるセッションです。
所感
今回お話のあったような規模感ではなくとも、同様の悩みを抱えている企業は数多くあるのではと思いました。
(かくいう我々も・・・)
我々の話でいうと、まだまだ規模感が小さくはあるのですが、
同様の問題が発生するだろうという事は、簡単に想像できてしまうぐらい、心当たりのある話でグサグサ刺さりました。
特に、日々の運用で手いっぱいで、改善にかけるリソースがないとか、
トラブルがトリガーになってる点とか、まさにど真ん中に刺さりますよね。
(きっとそういう方は多いはず・・・)
リテラシーに関係なく、非エンジニアでも初動の調査が可能となるような状況は、凄く理想的です。
Dynatrace、あるいはそれに類したシステムやサービスの導入は、選択肢としてはとてもありですね。
気になる点としては、まだまだ小さな規模感で動いている場合、
同様の問題が見受けられたとしても、コストと合うのか、というぐらいでしょうか。
あともう1点、可視化のその先へ、という話で、
可視化した後の事について触れられていたのも印象的でした。
可視化することがゴールではない、その後に何をするか、
これも重要ですね。
聴講メモ
60アカウントほど管理
現状、AWS内で60アカウントほどが稼働している
-
1つのサービスに存在するロール
- オーナー
- 営業運用
- システム
- IT発会社
-
管理は7人のメンバー
現状と課題
-
500台を超えるインスタンス
- EC2 to RDS
-
1000を超えるサイト
-
クラウドに最適化したいが、日々の運用で手一杯
- 調査、質問、メンテナンスなどなどの日常業務
- トラブル発生がトリガーになっていることが多く、モチベーションが上がりにくい
-
モノリシック構成
- サイトごとにリソースの使われ方が異なる
Dynatrace の利点
-
非エンジニアが使えるダッシュボード
- 問題を起点に調査ができる
- エンジニア以外が調査できることで、リソース確保が可能
- リテラシーに依存せず、情報を可視化
-
アプリケーションレイヤーの可視化
- 簡単に導入可能
- 既存のアプリケーションに手を入れなくていい
- モノリシック構成には必須
- どのリクエストがどういう処理でどれぐらい時間がかかっているか
- 異常値を設定しなくても検知してくれる
-
その他の利点
- AWS マーケットプレイスから購入可能
- ユーザー数に依存しないライセンス体系
- 充実した分析機能
可視化の先
-
可視化
- 全員が自ら調査確認
-
改善
- 障害起因ではなくプロアクティブな改善
-
コスト削減
- 必要なリソースの見極め
- 自動化への移行