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【知らないとマズい?】未経験のエンジニア採用で企業が見ている3つのポイント【IT転職者向け】

Last updated at Posted at 2020-12-04

## はじめに 僕は現在ITエンジニアの転職を目指して、絶賛ポートフォリオを作成している者になるのですが、これまで未経験のIT転職にまつわる情報を、現役のエンジニアさんや採用担当者の方々から、多くのお話を聞きしてきました。(中には30年以上のエンジニアキャリアを持つ方まで。)

そこで今回は僕が聞いてきた中で、IT企業が未経験のエンジニアを採用する際に、特に重視してるであろうポイントについて、同じくIT業界への未経験転職を目指している方へ、共有をしようと思います。

結論から言うと、ポイントは3つに集約する事ができます。





未経験エンジニアが企業から見られる3つのポイント

これは先日、僕のアカウントでツイートした内容です。


ここに書いてある、

  • 継続力
  • 思考力
  • 自走力

これが3つのポイントです。





継続力

これは僕が聞いた中で、ほぼ全員が言われていた事ですが、IT業界では継続力の有無を、かなり重視されます。理由は主に2つです。

数日で終わるような仕事がほぼ存在しない

有名なことわざで、「ローマは一日にして成らず」 と言うのは、誰しも一度は耳にした事があると思いますが、これは"ローマ"に限らず、"IT企業"においても同じ事が言えます。

たった一日で完成するようなプロジェクトなんてほとんど無いようですし、大きなプロジェクトやプロダクトの制作になればなるほど、長期間で継続して開発を進めて行く力が必要になってきます。

となれば、企業も簡単に辞められては困るので、必然的に継続力が見られるとの事。



常に学習を続ける必要がある

大規模な金融機関システムなどの、そもそも技術の移行が難しいプロジェクトなどでは、あまり継続的な学習の必要は無いかも知れません。しかし自社開発などでモダンな技術をどんどん採用していくような企業では、必然的に自発的な学習が必要になります。

そういった意味でも、IT業界では特に学習を続ける継続力を見られるとの事。



オススメの継続力を示す方法

ブログやツイッターでの継続的な発信など、継続力を示す方法はいくつかありますが、特にオススメなのは、GitHubでのpush履歴を残すと言う方法です。

上記のツイートで紹介している通りです。

ブログでの発信は、仕事をしながら学習されている方にはハードルが高い**(と言うより時間がかかる)**ですし、ツイッターでの発信は見てくれる人が少ない場合は、逆に途中で萎えてしまう可能性もあります。

ですがGitHubでpush記録を残す事は、誰でも簡単にできますし、書類選考の際にGitHubのリポジトリを開示して、採用担当者にソースコードを見てもらうのと同時に、push履歴を見てもらう事で継続力のアピールにも繋がります。

おまけに実務でもよく利用されるGitHubの扱いに慣れる事もでき、一石二鳥です。

実務でもプロジェクトのソースコードの管理に、GitHubは広く利用されているようなので。

また、逆に言えばpush履歴を残さないと、「全然やってないじゃん!」ってなりますが、ある意味それが動力源となって、いやでも継続しなければ成らない環境に追いやることもできるかと。(笑)

もし現時点でGitとGitHubの使い方がわからない方は、僕が参考にしたUdemyの学習動画を共有しますので、良ければ参考にしていただき、GitHubにpush履歴を残していく事がオススメです。

Git: もう怖くないGit!チーム開発で必要なGitを完全マスター
https://www.udemy.com/course/unscared_git/
(アフィリリンクではありません。)





思考力

続いてIT業界で最も求められる力であろう、思考力についてです。IT業界で求められている思考力は、主に ロジックを組み立てる思考力 と、ユーザ視点に立って実装を行う思考力 の2種類との事。

ロジックを組み立てる思考力

例えばツイッターのツイートのような機能を実装する際に必要な処理は、 CRUD と呼ばれる処理が必要になります。

  • C:Create(生成)
  • R:Read(表示)
  • U:Update(更新)
  • D:Delete(削除)

これは最も基本的な処理ですが、このロジックの組み立て1つで見ても、自分で1から実装するには、それなりの思考力が必要になります。

頭で思い浮かべるのは簡単ですが、それを実際にロジックで組み立てて、プログラムを書いていく力。これが未経験のエンジニア採用で、企業から見られる思考力の1つのようです。



ユーザ視点に立って実装を行う思考力

これも例えば、あまりに機能が多すぎて、何から手をつければいいのかわからないアプリや、**「これ絶対使わないよね。」**と思われしまうアプリは、ユーザ視点に立てていない事になります。

しかし、ユーザにとって本当に必要な機能にだけ絞ったアプリなどの場合、自由度は少なくなるものの、ユーザの利用ハードルが低くなり、ユーザ視点に立って考えられた実装と言えます。

他にも例えば、企業がエクセルを利用してて、そこから乗り換えたく無いとの要望があった場合に、アプリ側で業務効率の改善を行いつつ、エクセルとの連携もする実装を行い、日々利用しているユーザ側は、いつもと同じようにエクセルで管理ができる機能なども、ユーザ視点に立った実装と言えるようです。

このように、ユーザに寄り添った実装ができる力は、企業のプロダクトに対する顧客満足度、強いては売り上げそのものにも直結するので、IT企業が求めている思考力の1つのようです。



オススメの思考力を示す方法

結論、ポートフォリオです。

それもスクールのカリキュラムや、単なる模写サイトではなく、自分でロジックやユーザ視点の事を考えた、完全オリジナルのポートフォリオが一番とのこと。

ツイッタークローンは見飽きている

これは実際に多数のITエンジニアを企業に排出されてきた、某SESの方が言われていたことですが、正直よくあるツイッターのクローンなどは、企業の採用担当者も見飽きているとの事。

ですが、これは企業がポートフォリオに何を求めているのかを考えれば明白な話で、要はその人が考えたロジックのアイディアなどの思考力を知る為にポートフォリオを求めているのであって、**決して実装ができる云々を知りたい訳じゃ無い。**と言うことです。

実際に、実装云々などの技術力に関しては、企業の採用担当者の方からも、「未経験はどれだけやっても、少し毛が生えた程度」と言われた事があります。


もちろん、全くポートフォリオが無い状態よりも、スクールのカリキュラムで作ったクーロンのような物や、模写サイトの1つでもあれば、転職できる可能性は高まると思います。

しかし、その場合は企業がポートフォリオで求めるいる事とは、少しズレてる可能性があるので、注意が必要です。

話が若干それてしまいましたが、まとめると完全オリジナルのポートフォリオを作り上げて、自分で考えたロジックや思考力を企業にアピールする方法が、スキルも身につき、オススメとの事です。



自走力

最後はIT業界では耳にタコができるほど聞く、自走力についてです。自走力とは簡単に言うと、自分で問題を解決する能力で、いわゆる問題解決能力のことになります。

IT業界が自走力にうるさい理由

これは先日、僕のアカウントでツイートした内容です。


これは自走力が必要だった例の、ほんの一部です。

他にも、実装途中で発生したエラーを解消したり、新しく学習した内容を実務で活用する為など、IT業界では多くの場面で自走力が必要になります。

また、ITエンジニアとして経験年数を積み上げて行けば、ゆくゆくはPM(プロジェクトマネージャー)として、プロダクトの売り上げを伸ばす案を考えたり、経営課題の改善や、スタッフの教育や管理、業務工数の改善などに努めることとなるはずです。

そうなった時に自走力、引いては問題解決能力は、重要な能力となりますので、企業もそういったポテンシャルを持ち合わせているかどうかを見極めてくるとのこと。



オススメの自走力を示す方法

結論、問題に直面したらググって自己解決を目指すのが一番とのこと。(概ねポートフォリオの制作過程で集約可能。)

僕も現在進行形でポートフォリオを作成しているのですが、やはりスクールのカリキュラムやUdemyなどの動画で学習した程度では、なかなか実装のイメージが付きにくかったり、細かいエラーにぶち当たることが、多々があります。

しかし、ある程度の問題は自分でググって調べたりすれば、意外と自己解決できるものも多く、それらのエピソードを面接の時などに話せれば、概ね未経験のエンジニア採用で求められる自走力は、示せるとのこと。

言ってしまえば、特別な事をしなくても、完全オリジナルのポートフォリオを作る=自走力の証明に結びつくとの事です。

またこれは経験談なのですが、学習の段階でも自走力のエピソードは生まれる事があります。


このように、自分が直面した問題に対して、ググって自己解決する事ができれば、それも自走力を証明する一つのエピソードになると思われます。

これらを意識して、ポートフォリオ完成まで駆け抜ける事ができれば、それだけで企業に自走力を示せるはずです。



まとめ

少し長くなりましたので、最後にもう一度まとめておきます。

  • 継続力
    • GitHubのpush履歴を残す。
  • 思考力
    • 完全オリジナルのポートフォリオを作成する。
  • 自走力
    • ある程度の問題はググって自己解決し、そのエピソードを話す。

因みにこの記事を書いている僕は、まだスクール入校2ヶ月目でこれからポートフォリオを作って、転職活動を始めると言う感じです。

ただ、これらのソース元は、実際に未経験のITエンジニア採用をしている方や、現役でエンジニアをされている方々から聞いた話になりますので、割と信憑性は高いと思われます。

なので、とりあえずこの3つを示す準備ができれば、未経験でのITエンジニア転職活動でも、比較的スムーズに内定がもらいやすいと思います。

もしここまで読んでくださった中で、**「これからITエンジニアに転職を目指す!」**と言う方がおられましたら、共に切磋琢磨させていただければと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





筆者:yuki|IT業界のリアルな転職事情など発信|元トップ営業マン(訪販)→未経験からエンジニア転職へ
Qiita:https://qiita.com/yuki4839
Twitter:https://twitter.com/yukifullstack

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