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【コード・出力結果付き】よく使うMySQLの関数をわかりやすく説明【16選】

Last updated at Posted at 2020-11-22



MySQLの学習を進める中で、知識のストックができてきたので、アウトプットがてら使用頻度が高そうな関数クエリについて、まとめて行きたいと思います。



用語解説

テーブル名:nameList

id name age
1 Abe 42
2 Ide 31
3 Hide 24
4 Ide 39

テーブル

表の事。(上記なら nameList というテーブル名。)

レコード

表の行の事。(上記なら4つのレコードが存在する。)

カラム

表の列の事。(上記なら3つのカラムが存在する。)



数値の表示に関する関数

絶対値 - ABS()

SELECT ABS(-10);
SELECT ABS(10);

ABS()は括弧の中の値の、絶対値を求める事ができます。
出力結果はこちら。

10
10




四捨五入 - ROUND()

SELECT ROUND(2.4);
SELECT ROUND(2.5);

ROUND()は括弧の中の値を、四捨五入した結果を求めます。
出力結果はこちら。

2
3




小数点以下を切り上げ - CELL()

SELECT CEIL(2.4);
SELECT CEIL(2.5);

CEIL()は括弧の中の小数点以下の値を、切り上げした結果を求めます。
出力結果はこちら。

3
3




小数点以下を切り下げ - FLOOR()

SELECT FLOOR(2.4);
SELECT FLOOR(2.5);

FLOOR()は括弧の中の小数点以下の値を、切り下げした結果を求めます。
出力結果はこちら。

2
2




少数の桁数を指定 - TRUNCATE()

SELECT TRUNCATE(1.7589012, 4);
SELECT TRUNCATE(1.75, 4);

TRUNCATE()は第一引数の小数点以下の表示桁数を、第二引数で指定する事ができます。
出力結果はこちら。

1.7589
1.7500






数値の計算を行う関数

使用するテーブル名:nameList

id name age
1 Abe 42
2 Ide 31
3 Hide 24
4 Ide 39


レコード数を取得 - COUNT()

SELECT COUNT(id) FROM nameList;
SELECT COUNT(id) FROM nameList WHERE name = "Ide";

COUNT()レコードの数を取得する事ができます。条件を指定すれば、その条件に当てはまるレコード数が取得できます。

利用例:注文数の集計、会員者数の集計 ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムがIdeのレコード数を取得する事ができます。(引数はどのカラム名でも同じ結果。)
出力結果はこちら。

4
2




合計値を取得 - SUM()

SELECT SUM(age) FROM nameList;
SELECT SUM(age) FROM nameList WHERE name = "Ide";

SUM()合計値を取得する事ができます。また条件を指定すれば、その条件に当てはまるレコードで、合計値が取得できます。

利用例:注文した商品の合計金額を求める、月間の売り上げ金額を求める ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムがIdeのレコードで、ageカラムの合計値が取得できます。
出力結果はこちら。

136
70




平均値を取得 - AVG()

SELECT AVG(age) FROM nameList;
SELECT AVG(age) FROM nameList WHERE name = "Ide";

AVG()平均値を取得する事ができます。また条件を指定すれば、その条件に当てはまるレコードで、平均値が取得できます。

利用例:利用者の平均注文金額を求める、月別で平均売り上げを求める ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムがIdeのレコードで、ageカラムの平均値が取得できます。
出力結果はこちら。

34
35

Ideさんの平均年齢は35歳のようです。



最大値を取得 - MAX()

SELECT MAX(age) FROM nameList;
SELECT MAX(age) FROM nameList WHERE name = "Ide";

MAX()最大値を取得する事ができます。また条件を指定すれば、その条件に当てはまるレコードで、最大値が取得できます。

利用例:最も値段の高い商品を求める、最も売り上げた月の金額を求める ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムがIdeのレコードで、ageカラムの最大値が取得できます。
出力結果はこちら。

42
39

Ideさんの中で一番上の年齢は、39歳のようですね。



最小値を取得 - MIN()

SELECT MIN(age) FROM nameList;
SELECT MIN(age) FROM nameList WHERE name = "Ide";

MIN()は選択された範囲内の最小値を取得する事ができます。また条件を指定すれば、その条件に当てはまるレコードで、最小値が取得できます。

利用例:最も値段の高い商品を求める、最も売り上げた月の金額を求める ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムがIdeのレコードで、ageカラムの最小値が取得できます。
出力結果はこちら。

24
31

Ideさんの中で一番下の年齢は、31歳のようです。





文字に関する関数

使用するテーブル名:nameList

id name age
1 Abe 42
2 Ide 31
3 Hide 24
4 Ide 39


文字列の連結 - CONCAT()

SELECT CONCAT("これは", "見本です。");
SELECT CONCAT(name, "は", age, "歳です。") FROM nameList;

CONCAT()文字列の連結した結果を取得する事ができます。また数値の連結や、数値と文字列の連結、カラムから取得した数値や文字列の連結にも使用できます。

使用例:利用者の名前と注文した商品名を任意の文字列で連結して出力 ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルから取得したnameカラムの値ageカラムの値を、文字列として取得する事ができます。
出力結果はこちら。

これは見本です。
Abeは32歳です。
Ideは31歳です。
Hideは24歳です。
Ideは39歳です。




文字列の小文字化 - LOWER()

SELECT LOWER("ABC abc");
SELECT LOWER(name) FROM nameList;

LOWER()括弧内の文字列を小文字化した結果を取得する事ができます。

使用例:入力された値を小文字化してデータベースに保存(INSERT)、データベースに保存されている値を小文字化して取得(SELECT) ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムを小文字化して取得する事ができます。
出力結果はこちら。

abc abc
abe
ide
hide
ide




文字列の大文字化 - UPPER()

SELECT UPPER("ABC abc");
SELECT UPPER(name) FROM nameList;

UPPER()括弧内の文字列を大文字化した結果を取得する事ができます。

使用例:入力された値を大文字化してデータベースに保存(INSERT)、データベースに保存されている値を大文字化して取得(SELECT) ...etc

上記の2行目なら、nameListテーブルnameカラムを大文字化して取得する事ができます。
出力結果はこちら。

ABC ABC
ABE
IDE
HIDE
IDE




文字列の文字数 - CHAR_LENGTH()

SELECT CHAR_LENGTH("abcd");
SELECT CHAR_LENGTH("日本語");

SELECT CHAR_LENGTH(name) FROM nameList;

CHAR_LENGTH()括弧内の文字列の文字数を計算した結果を取得する事ができます。(日本語も使用可能)

使用例:パスワードなどの入力された値が8文字以上か判断する材料 ...etc

上記の3行目なら、nameListテーブルnameカラムの文字数を取得する事ができます。
出力結果はこちら。

4
3

3
3
4
3

※わかりやすくする為に、改行を挟んでいます。





日付に関する関数

現在の年月日と時刻 - CURRENT()

SELECT CURRENT_DATE();
SELECT CURRENT_TIME();
SELECT CURRENT_TIMESTAMP()

CURRENT_DATE()は現在の年月日を取得。
CURRENT_TIME()は現在の時刻を取得。
CURRENT_TIMESTAMP()は現在の年月日と時刻を取得。

仮に2020年1月1日、10時20分30秒の時の出力結果はこちら。

2020-01-01
10:20:30
2020-01-01 10:20:30

因みにデフォルトの設定のままで、これを取得しようとすると、日本のタイムゾーンとは異なるので、日本のタイムゾーンで取得したい場合は、別途設定が必要になります。(これは日付に関する関数全般に関わります。)



曜日の取得 - DAYNAME()

SELECT DAYNAME("2020-01-01");

DAYNAME()括弧内の曜日を取得する事ができます。
出力結果はこちら。

Wednesday

2020年1月1日の曜日は、Wednesday(水曜日)のようです。






まとめ

ここで紹介した以外にも関数はありますが、個人的に使用頻度が低そうだったので、除外しております。もし他にも知りたい場合は、MySQLの公式リファレンスや他の記事を参照してみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






筆者:yuki|学習10日目で初案件獲得→現在はフルスタックエンジニア転職に向けて学習中
Qiita:https://qiita.com/yuki4839
Twitter:https://twitter.com/yuki35522891

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