【TypeScript初心者メモ】ジェネリクス<T>

ジェネリクスとは、型に変数（プレースホルダ）を使うことで、柔軟で再利用可能なコードを書くための仕組みです。

通常の関数では、型が固定されています。

// 文字列の配列にしか使えない
function getFirstString(arr: string[]): string {
  return arr[0];
}

ジェネリクスを使うと型を汎用的に指定できます。

function getFirst<T>(arr: T[]): T {
  return arr[0];
}

<T> は「あとで指定される型」を表す「型の変数」です。
呼び出すときに T の型が決まるようにできます。

const firstNumber = getFirst([1, 2, 3]);      // T は number に自動推論される
const firstString = getFirst(["a", "b", "c"]); // T は string に自動推論される
const result = getFirst<string>(["apple", "banana"]); // T は 明示的にstringに指定される