はじめに
こんにちは。中野です。
私は日常的に資料を作成する際、エクセルやパワーポイントの代わりに、マークダウン(Markdown)形式をよく使用しています。
この記事では、Markdownで資料を作成する際によく使う拡張機能や、Markdownのメリット・デメリットについて紹介いたします。
Markdown記法のメリット・デメリット
メリット
- シンプルで軽量:テキストベースのフォーマットなので、非常に軽く、どんなエディタでも編集可能です。
- 可読性が高い:記法が簡単なので、初めて見る人でも内容を理解しやすい。
- Gitと連携しやすい:前述のように、バージョン管理との相性が良いため、共同編集にも向いています。
- 多用途に利用可能:Webページの作成、ドキュメント作成、ブログ記事など、さまざまな用途で活用可能です。
デメリット
- デザインには不向き:画像や図表の複雑なレイアウトを駆使した資料には不向きです。
- 表現力が限られる:パワーポイントのように派手なデザインやアニメーションなどを使った資料は作りづらいです。
- 一部ツールに依存:MarkdownのプレビューやPDFへの変換など、追加のツールや拡張機能が必要になる場合があります。
なぜMarkdownを使用するのか
Git管理との親和性
私がMarkdownを使用し始めた一番の理由は、Gitでソースコードや設定ファイルと同様にドキュメントを管理したかったからです。
Markdownはテキスト形式であるため、バージョン管理システムとの相性が非常に良いです。
バージョンの追跡や差分確認が簡単に行える点で、他のドキュメント形式に比べて圧倒的に優れていると考えています。
VSCodeとの相性
ドキュメント作成に使用しているエディタは**Visual Studio Code (VSCode)**です。
VSCodeには多くの便利な拡張機能があり、Markdown作成が非常に快適に行えます。
私の場合は以下で紹介する拡張機能を組み合わせてMarkdown形式の資料を作成しています。
よく使うMarkdown拡張機能
VSCodeには、Markdown関連の便利な拡張機能が数多くありますが、その中でも特に頻繁に使っているものをご紹介します。
1. Markdown All in One
この拡張機能は、Markdownの執筆を補助してくれる万能ツールです。自動で見出し番号を振ったり、テーブルの整形を行ってくれたり、ショートカットキーでさまざまな操作が可能です。
個人的にはMarkdownを使うなら必須の拡張機能だと考えています。
2. Markdown PDF
Markdownで作成したドキュメントを、簡単にPDFやHTMLに変換できる拡張機能です。
プレビュー機能を利用して仕上がりを確認しながら、最終的にPDF形式で保存できるため、Markdownで書いた資料をPDFで共有する場合に非常に役立ちます。
Markdownをご存じない方にも連携したい場合はこの拡張機能を使用しています。
3. Markdown Preview Mermaid Support
この拡張機能を使うことで、Markdown内にMermaid記法を使用した図やフローチャートを作成できるようになります。ビジュアル表現が必要なときに非常に便利で、Markdownの欠点である「表現力の限界」を補う手段として重宝しています。
まとめ
Markdownはシンプルな記法でありながら、GitやVSCodeとの組み合わせで強力なドキュメント作成ツールになります。
ぜひ、皆さんもMarkdownを使ったドキュメント作成に挑戦してみてください!