ディープリサーチで調査した内容をまとめる。
以下まとめ記事
AWS Kiro vs Cursor徹底比較:AI IDEの本命はどっちだ?
はじめに
生成AIを活用した開発支援ツールの進化が止まりません。特に話題を集めているのが、AWSが2025年7月に発表した 「Kiro」 と、すでに多くの開発者に支持されている 「Cursor」 です。
本記事では、これらのAI IDEを実際に使った個人・企業開発者のレビューをもとに、精度・自動化・使いやすさ・チーム適性 などの観点から徹底比較します。特にAIによるコード提案の精度に注目し、どちらがより実践的かを検証します。
📋 Kiro vs Cursor 機能比較表
項目 | Kiro(AWS) | Cursor |
---|---|---|
開発アプローチ | 仕様駆動・タスク分解型 | 対話・即時コーディング型 |
自動化レベル | 高(HooksによるCI/CD連携等) | 中(主に対話操作) |
ドキュメント管理 | 要件書・設計書自動生成・同期 | 基本手動(チャット補助) |
モデル選択 | Claude固定(Anthropic) | GPT-4 / Claude / Gemini 等切替可 |
想定ユーザー | 企業・チーム開発 | 個人・スタートアップ開発者 |
UI / 安定性 | 安定、AWS品質 | 軽快だが不具合報告も一部あり |
導入のしやすさ | AWS認証 or GitHubログイン可 | GitHubログイン、VSCode拡張移行可 |
料金体系 | 無料プレビュー中。正式版は月$19〜$39予定 | 月$20前後。無料枠あり |
👤 個人開発者の声
✅ Kiroの評価
- ClaudeベースのAIが「要件→設計→実装計画」までを自動で構築
- CopilotやCursorで直せなかったバグが、Kiroでは修正に近づいた
- 要件が明文化されるため、AIのコード提案がブレにくい
- UIが安定していてバグが少ない
- 欠点:実装速度が若干遅い(体感で2〜4倍遅いとの声も)
✅ Cursorの評価
- コードの一部変更やリファクタに強く、リアルタイム対話が快適
- GPT-4やClaudeなど状況に応じて使い分けできる柔軟性
- VSCodeベースなので学習コストが低い
- 「動かして試す」タイプの人には圧倒的に便利
- 欠点:提案がハルシネーションすることもあり、要レビュー必須
🏢 企業開発者の声
✅ Kiroの企業導入適性
- 「Spec」機能で仕様書・設計書をコードと同期できるのが強み
- 「Hooks」による秘密鍵検知やテスト更新など、CI/CDと親和性高い
- ドキュメントとコードが自動で一致するので品質管理がしやすい
- Claudeベースで学習にコードを使わない明言あり、セキュリティ面も安心
- AWSとの親和性が高く、既存クラウドワークフローに組み込みやすい
✅ Cursorの企業導入適性
- 大手スタートアップや中小企業で多数導入実績あり
- 既存のVSCode拡張やCI連携を流用できるのが導入ハードルを下げる
- モデル切替ができるため、社内方針に応じた柔軟な運用が可能
- 欠点:商用運用にはプライバシーポリシーやモデル学習への懸念あり
- スタートアップには即効性・柔軟性の面で支持されている
🧠 AI提案の「精度」比較
Kiroの強み
- 初期に「要件→設計→タスク」に落とし込むので精度が高い
- バグ修正時の対応も段階的に実施し「意図的に無視する判断」まで行う
- ドキュメントが整備されているため修正やレビューがしやすい
Cursorの強み
- 「対話で修正していく」方式なのでスピード感と柔軟性がある
- モデルを切り替えて試せるので、複雑なケースにも対応しやすい
- 大規模なコードベースにも対応可能で、リファクタリングに強い
✅ 結論:どちらを選ぶべきか?
あなたの開発スタイル | おすすめツール |
---|---|
チームで仕様書・設計をしっかり整備したい | Kiro |
個人で試行錯誤しながら高速開発したい | Cursor |
AWSとの連携前提でセキュリティ重視 | Kiro |
モデル切替やリアルタイム反映が欲しい | Cursor |
💡 補足:ハイブリッド運用も可能!
実際に、「Kiroで作った仕様書をCursorやClaude Codeで実装する」といった 併用事例 も出てきています。精度とスピードを両立したい方は、開発フェーズに応じた使い分けもおすすめです。
🔗 参考リンク
- AWS公式ブログ:Kiro紹介
- Cursor公式サイト
- Hacker News: Kiro vs Cursor 比較スレッド
- Reddit: AI IDE比較
- Qiita: ClaudeやGPT活用記事
📝 おわりに
AIによる開発支援はすでに“当たり前”になりつつあります。その中でもKiroとCursorは、「計画型」と「即興型」という異なる方向性で開発体験を進化させています。
どちらが正解かは、あなたのプロジェクトと開発スタイル次第。まずは無料で試せるうちに、ぜひ両方触ってみてください!
Kiro = 設計から丁寧に、チームで一貫開発したい人向け
Cursor = 試しながら高速に開発したい人向け