Claude Code インストール時にnodenvで苦しめられた話

Claude Codeをインストールしたはずなのに、claudeコマンドが見つからないエラーに遭遇した話を備忘録として残しておきます。

問題の発生

Claude Codeのインストール

公式手順に従って npm でグローバルインストールを実行：

$ npm install -g @anthropic-ai/claude-code

問題発生

インストール後にコマンドを実行しようとするとエラー：

$ claude
zsh: command not found: claude

公式手順通りにやったのに上手くいかない...なぜ？

原因と解決方法

原因

nodenvを使用している環境では、グローバルパッケージをインストールした後に追加の手順が必要

nodenvは「shims」という仕組みでコマンドを管理しているため、新しくインストールされたコマンドを認識させるために「rehash」が必要です。

解決方法

$ nodenv rehash

トラブルシューティング

もし以下のエラーが出た場合：

nodenv: cannot rehash: /Users/<user>/.nodenv/shims/.nodenv-shim exists

次のコマンドでshimsディレクトリを再作成：

$ rm -rf ~/.nodenv/shims
$ nodenv rehash

動作確認

$ claude --version
1.0.24 (Claude Code)

nodenvのshimsとは？

公式説明（和訳）

nodenvは、シムと呼ばれるディレクトリをPATHの先頭に挿入することで動作します：
~/.nodenv/shims:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin

「リハッシング」と呼ばれるプロセスを通じて、nodenvはそのディレクトリ内に、インストールされているすべてのNodeバージョンにわたるすべてのNodeコマンド（node、npmなど）に対応するシムを維持します。

動作の流れ

1. npm install -g @anthropic-ai/claude-code でパッケージをインストール
2. この時点では、shimsディレクトリにclaudeコマンドは存在しない
3. nodenv rehash を実行
4. shimsディレクトリにclaude用の実行ファイルが作成される

確認方法

rehash後、shimsディレクトリを確認すると：

$ ls ~/.nodenv/shims
claude   node   npm   npx   ...

shimの中身（参考）

~/.nodenv/shims/claudeの内容例：

#!/usr/bin/env bash
set -e
[ -n "$NODENV_DEBUG" ] && set -x
program="${0##*/}"
if [ "$program" = "node" ]; then
  for arg; do
    case "$arg" in
    -e* | -- ) break ;;
    */* )
      if [ -f "$arg" ]; then
        export NODENV_DIR="${arg%/*}"
        break
      fi
      ;;
    esac
  done
fi
export NODENV_ROOT="/Users/<user>/.nodenv"
exec "/opt/homebrew/bin/nodenv" exec "$program" "$@"

まとめ

nodenv環境でnpmグローバルパッケージをインストールした場合は、必ずnodenv rehashを実行するが必要ですね〜。勉強になりました。