はじめに
今年 2023 年は、cybozu developer network にとって2度の大きなリニューアルがあり、変化の年になりました。その内容について振り返ります。
2023年2月:1度目のリニューアル
このリニューアルでは、次の内容をおこないました。
- URL の変更
- トップページ https://developer.cybozu.io/ から https://cybozu.dev/ へ
- ロゴの変更
- トップページリニューアル
- API ドキュメントの刷新
- チュートリアルの刷新
- プラットフォームの一部変更
- Zendesk から Hugo へ
足掛け3年のプロジェクトで、なかなか骨が折れました。
もともとはコンテンツのリニューアルのみが対象でしたが、
プラットフォーム変更の要件が入り、トップページも開発者だけでなくエンジニアに向けて訴求していきたいという構想が入り、スコープがお化けに。
フェーズ分けすることで、2月のリニューアルでは API ドキュメントと周辺ドキュメントのみが対象となり、2023年いっぱいかけて、プラットフォームを完全移行していくスケジュールを引きました。
毎週2時間、 API ドキュメントの議論
毎週2時間とって、プロジェクトの議論チームドキュメントの修正方針をあーでもないこーでもないと語り…
がらっと変更した JavaSript イベントドキュメントのあたりは、3ヶ月間以上議論していました。
議論チーム(=方針決めするチーム)と執筆チーム(=方針にしたがって鬼のように書くチーム)を完全に分けたことが、結構よかったなと思っています。
こんな感じでカテゴリ構成や記事の細かい表現等も検討していました
プラットフォームの移行
1度目のリニューアルの大きな柱のひとつとなったのが、プラットフォーム変更に着手したことです。
Zendesk のみの構成から、GitHub + AWS + Hugo の構成に移行しました。
文章やコードの構文を CI で自動チェックしたり、GitHub で変更管理できるようになったりして、品質や保守性が劇的に向上。また、マークダウンで記事を書けるようになって、とても楽になりました。
2023年2月:2度目のリニューアル
このリニューアルでは、cybozu developer コミュニティのプラットフォームを Discourse というサービスに移行するというリニューアルをしました。
このフェーズで苦労したのはデータ移行です。
2014年からの投稿データ、どこまで残す・・? という話になり、コツコツ回答した人にとっては全部消えたら悲しいよね、ということで残すことに。(悲しいからっていうのも何ですが)
それにこれらのデータは Google 検索でヒットしたりするので、有用なナレッジとしても消すにはしのびない。そこで、「Legacy Account」という prefix を付与したアカウントの投稿として、旧プラットフォームのデータもすべて移行しました。
2023年12月:最終局面
2度目のリニューアル以降、チームは何をしているのか? というと、
まだ旧プラットフォームに残っていた主に Tips の記事を、せっせと人海戦術で新プラットフォームに移行しています。
その記事数、およそ400・・・。ある程度ツールで自動で変換もできるものの、手での調整も必要する細かい作業になっています。
チームのもくもく作業時間にはなぜかオルゴールのBGMをかけるお約束になっているのですが、みんなオルゴールを聴くとひとりでに手がマークダウンを書き出すと思います(笑)。
12/15頃を目処に、残ったコンテンツのプラットフォーム移行を完了する予定です。
クリスマスを迎える頃にはすでに終わっているはず!
おわりに
cybozu developer network は、来年 2024 年でついに 10周年を迎えます。 cybozu developer network の次なる飛躍にご期待ください!