##はじめに
今回はファイルやフォルダのパーミッションやアクセス権限を設定する「chmod」コマンドについて紹介します。
##ファイルの権限の見方
左からアルファベットの10桁が【権限の詳細】、黒く隠している部分が【所有者】、黒く隠している隣のstaffが【所有者グループ】を表しています。
【権限の詳細】に関して左の1文字がファイルかディレクトリかシンボリックリンクかを表わしています。
次の3文字が所有者のアクセス権限、3文字がグループユーザーのアクセス権限、その他ユーザーのアクセス権限を示しており、rが読み取り可能、wが書き込み可能、xが実行可能、-は権限なしということを示しています。
##ファイルの権限の変更で使うコマンドの組み合わせ
下記記載したものを用いて権限変更してみましょう。
【誰に】【付与or削除する】【どんな権限に】の3つに区切って考えます。
・どのグループに対して権限変更するか
記号 | 意味 |
---|---|
u | 所有者の権限 |
g | グループの権限 |
o | その他のユーザーの権限 |
a | すべての権限 |
・権限を追加削除するか
記号 | 意味 |
---|---|
+ | 後に記述した権限を付加する |
- | 後に記述した権限を削除する |
= | 後に記述した権限にする |
・どんな権限に変更するか
記号 | 意味 |
---|---|
r | 読み込み権限 |
w | 書き込み権限 |
x | 実行権限 |
##ファイルの権限の変更してみよう
・その他のユーザーの読み込み権限を削除する
$chmod o-r (ファイル名)
・すべてのユーザーに実行権限を与える
$chmod a+x (ファイル名)
##おわりに
次回はchmodで数字を用いてファイルやフォルダのパーミッションやアクセス権限を設定してみたいとおもいます。
参考:
chmod コマンド
パーミッションなどを設定する!chmodコマンドの詳細まとめ