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Laravelのリレーション(hasOne、hasMany、belongsTo)

Last updated at Posted at 2019-12-08

はじめに

以前正規化とはで学んだように、効率よくデータを扱うためデータを一定のルールに基づいてテーブルを変形し整理しましたが、分割したテーブルにある内容を1つのviewで表示するための手続きについてまとめます。
スクリーンショット 2019-12-08 17.19.35.png
テーブル同士にリレーションを持たせることにより、例えば【people】テーブルと【lendings】テーブルの内容を1つのviewで表示できます。

Laravelのリレーションの種類

Laravelではテーブルに対応したModelを定義することにより、関連を明示することでデータをうまく扱うことができます。
テーブル同士の関連の種類は、1対1、1対多、多対多、その他にも関係の構文があります。

hasOne(1対1)について

hasOneは主テーブルのあるレコードに対して、従テーブルの1つのレコードが紐付けられるときに用いられます。
スクリーンショット 2019-12-08 18.32.17.png

例えば上記のような場合です。
主テーブルのある人に対して従テーブルのパスポート情報は1つしか持ちません。

hasOne(1対1)の記述について

models/Person.php
public function lending()
{
  return $this->hasOne('App\Models\lending');
}
person/index.blade.php
{{$item->passports->getData()}}

hasMany(1対多)について

hasManyは主テーブルのあるレコードに対して、従テーブルの複数のレコードが紐付けるときに用いられます。
スクリーンショット 2019-12-08 17.19.35.png
例えば上記のような場合です。
主テーブルのある人に対して従テーブルの貸出情報は複数もちます(もつ場合もあります)。

hasMany(1対多)の記述について

models/Person.php
public function lendings()
{
  return $this->hasMany('App\Models\lending');
}
person/index.blade.php
@foreach ($item->$lending as $obj)
  <tr>{{$obj->getData()}}</tr>
@endforeach

belongsToについて

belongsToは従テーブルの複数レコードに対して、主テーブルの1つのレコードが紐付けるときに用いられます。
*※hasOneやhasManyは主テーブルから関連する従テーブルのレコードを取り出すものでしたが、belongsToは逆に従テーブルから関連する主テーブルのレコードを取り出すものです。
スクリーンショット 2019-12-08 17.19.35.png
例えば上記のような場合です。
従テーブルの複数の貸出情報に対しては主テーブルのある人をさします。

belongsToの記述について

models/lending.php
public function person()
{
  return $this->belongsTo('App\Models\Person');
}
public function getData()
{
  return $this->id.': ' .$this->person->name.' 貸出日:'. $this->id;
}

おわりに

正規化したデータをリレーションによって関連付けすることに整理されたまま扱えますね。

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