報告
ちょっと前ですが、2022年秋のデータベーススペシャリスト試験に合格しました。
午後Ⅱは合ってるか不安な回答が多かったのですが、思ったより点数が高く良かったです。
受かったままにするのももったいないので、アウトプットとしてこちらに記録を残しておきます。
スペック
- 神奈川県のSI企業でシステムエンジニアとして働いています。
- 特に目立った経歴もない、普通の会社員です。
- 大学は文系でした。プログラミングのプの字も知らずにIT界に飛び込みました。
データベーススペシャリストを受けた理由
新卒でWebシステム開発会社に入社してその年に基本情報に合格、3年目に応用情報に合格しました。これらの勉強期間中に過去問を数年分解いたのですが、選択問題のDBだけは毎回満点近く取れていたため、「あ、自分ってDBが得意なのかな」と思い高度試験はDBを受けようと思った次第です。
(と、いいつつ4年目にデータベーススペシャリストを受けて午後Ⅱが58点で落ちました。。無念)
それと、後付けの理由で、今後はBIツールやデータ分析、機械学習などのトレンドに合わせてアプリケーションで扱うデータ量も増えていくことが見込まれると思い、そこにDB設計はかなり密接にかかわってくるのでDB試験を受けるのはとても有意義だと感じたからです。
試験内容について
物理設計が全然わからなかったので、論理設計に絞りました。
過去問を10年分くらい解いて臨んだのですが、何か今回から出題傾向が変わった?気がします。今までは問題文を読み解き、ER図に線を引く「お絵描き」やテーブル構造の虫食いを埋める問題が主流で、正直脳死状態で問題文通りに書けば合格点は取れる状態だったのですが、今回からビジネス要件を元に現状の問題点・改善点を導き出し、それを適切に概念データモデルに落とし込むような問題になりかなり難化してました。
上記のような問題が出される想定で対策していたので、試験当日午後Ⅱ問題を開いて「思ったのと違う、、」とかなり焦ったのを覚えています。
しかし、しっかりと基礎は固まっていたので合格でき何よりです。
使った参考書・サイト
データベーススペシャリスト ドットコム
王道過ぎて説明不要ですね。
徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 令和4年度
私はこちらを使いましたが、正直過去問が付いていればどれでもいいと思います。最近の参考書はどれも品質が高く、どれを選ぶかよりも、どれだけ勉強するかだと思います。効率は後からついてくる理論で進めました。
勉強時間
業務前朝一時間、業務後1時間程度を半年続けたので、単純計算で2時間 x 30日 x 6ヶ月 = 360時間です。土日はもうちょっとやっていたので、400時間くらいは勉強したかと思います。
上にも記載しましたが、 効率は勉強していくうちについてくる理論で進めていたので、とにかく時間があれば勉強していました。(但し、学習の計画は立てた方が良いと思います)
勉強方法としてはとりあえず参考書をサラッと一周し、後はとにかく過去問を解きました。サラッと一周はホントに理解できてなくも大丈夫で、後で問題文で出てきたときに「あ、この単語見たことある」程度になればいいと思ってます。問題文でわからなかった部分を改めて参考書を読み、インプットするイメージです。
ちなみに、以下の本を参考に、アウトプット:インプットの割合を7:3くらいにして勉強してました。それが一番効率が良いみたいです。
学びを結果に変えるアウトプット大全
仕事にどう活きるか?(ここは今考え中です。他にあれば書き足します)
- めちゃムズイ午後Ⅱを突破できたので、今後業務で複雑な要件があっても対応できる自信が付いた
- 年齢的にもDB設計をレビューすることが増えてきているので、品質の高いレビューをするうえで必要な知識が身についた
- 自社は名刺に合格した高度試験が記載されるので、顧客相手に技術力の証明(といったも、飾り程度だが)ができる
まとめ
ここまでまとめてみましたが、今思えばよく400時間も勉強できたな、と思います。(大学も自己推薦で入りほぼ勉強しないでここまできたので)
20代後半にも差し掛かり、仕事をしていくうえで自分の強みが何か、証明できるものは何か、等自分には何も手持ちがなかったのが危機感となり、勉強のモチベーションになったかと思います。
といいつつ、最近はさぼり気味で危機感が薄れてきていましたが、ここにまとめたことで再び危機感が舞い降りてきました。今度はオラクルのゴールド等を目指して勉強を進めてみようと思います。