Java scriptで関数を定義した際によく使われるreturn。
初学者の方の中には理解に苦しんでいる方も多いと思う。
そこで、このreturnの理解に困っている人に向けてわかりやすく説明したいと思う。
例として次のような関数を作ったとしよう。
function sum(a, b, c) {
console.log(a + b + c);
}
sum(1, 2, 3); /*コンソールの結果・・・6*/
sum(3, 4, 5); /*コンソールの結果・・・12*/
上記ではsumと言う名前の関数を定義して引数a,b,cを足した値をコンソールに表示するといった、とても簡単な関数である。
コンソールの結果は
6
12
となる。
次にこのsum(1, 2, 3)とsum(3, 4, 5)の合計をもとめたい場合があるとしよう。
ここでreturnの登場である。
先ほどの関数を次の様に変更してみよう。
function sum(a, b, c) {
return a + b + c;
}
const total = sum(1, 2, 3) + sum(3, 4, 5);
console.log(total);
totalと言う変数にsum(1, 2, 3) + sum(3, 4, 5);の値を入れるのだが、ここでreturnがすでに活躍しているのだ。
一番初めに作った関数では
sum(1, 2, 3);
sum(3, 4, 5);
はただ単に関数を実行しただけだが、returnをした場合はreturn a + b + c;の計算結果の値がsum(1, 2, 3); sum(3, 4, 5);に返されるのである。
その結果、変数totalにsum(1, 2, 3) + sum(3, 4, 5);の結果が代入されるのである。
下記を参照。
function sum(a, b, c) {
return a + b + c;
}
const total = sum(1, 2, 3)/*returnで6が返ってきた*/ + sum(3, 4, 5);/*12が返ってきた*/
console.log(total);
ちなみにreturnを書いた以降の処理は実行されないので注意。
おわかり頂けたでしょうか?
ここら辺は、基本中の基本ですが、基本をしっかりとマスターしてJava Scriptの理解をより一層深めて行きましょう。