背景
日頃アクセス解析系のデータ分析をお手伝いさせていただく中で、サイトのざっくりの特徴を一目で分かるビジュアライズが欲しいと考えておりました。
ふと「ネットワーク化したら全体がイメージで掴めて良いのではないか?」という考えが舞い降り、一旦自社データで試してみることにしました。
明確な目的や設計があったわけではないので軽いお遊びの感覚で見ていただけると幸いです。
実現方法
システム構成
一旦最小限の開発で実現するために以下構成で可視化を行いました。
シンプルですが接続先さえ変えれば移植できるので割と実用性もある気がしています。
- 元データ : GoogleAnalytics4 (Bigquery連携済)
- 実行環境 : Google Colaboratory
- 言語 : python
- ライブラリ : NetworkX
可視化の設計
どのように可視化するかについては個人的に気になる「流入・回遊」がみられるように設計しました。
- 円の大きさ : 流入の大きさ
- 線の向き : 回遊の繋がり
- 線の大きさ : 回遊の大きさ
結果
グラフ
示唆
- 円が大きいのに回遊されてない箇所がある
- 記事としては良いがサイト誘導ができていないため、誘導文言等の修正などを検討すべき
- 回遊しているサイトからユーザー像が浮かび上がってくる
- 「firebaseやNuxt周りの技術興味ありor相談したい」と「経営者個人を知りたい層」の2つがありそう
- どこを次に掘ってみたいかがわかりそう
注意点
示唆が「得られそう」とあえてふわっと書いたのですが、
まだまだ以下のようなツッコミポイントは多いので、
安直に信じて良い状態になっているとは言い切れないところです
- 入口の可視化はできてる?離脱は?
- 回遊の向きが重要じゃない?
- pvあってもUUが重要じゃない?
感想
かっこよさを求めて始めた試みですが想像よりも使えそうなものができて驚きました。
今までの案件でも似た提案をしたことはあったので、
もう少し詳細を詰めれば使えるものになっていくのではないかと思われます。
グラフの直感的わかりやすさに可能性がありそうです。
詳細については以下社内ブログに記載したので気になる方は是非!
https://www.sink-capital.com/blogs/access_network/
(数ヶ月後にはブログから自社サイトに向けて太い線が繋がっていることを願ってます...笑)