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noUncheckedIndexedAccess を有効にする際は "strict": true も指定する

Posted at 2023-10-24

noUncheckedIndexedAccess を有効にしても配列アクセスでエラーにならなかったので、その現象が起きた際のメモです。

"strict": true を指定する

たとえば、以下のコードでは長さが 2 しかない配列の添字に 5 を指定しているため undefined となり、その次の行で実行時エラーになってしまいますが、これを TypeScript のエラーとして検知したいわけです。

Hello.tsx

const arr: string[] = ["foo", "bar"];
const item = arr[5];
console.log(item.toUpperCase());

このようなコードを書いた場合、 "strict": true が指定されていない場合、エラーが発生しません。

以下のように "strict": true を指定すると、'xxxx' is possibly 'undefined'. というエラーが発生するようになります。

tsconfig.json

 {
   "compilerOptions": {
     "noUncheckedIndexedAccess": true,
+    "strict": true,
     (中略)
   },
   "include": ["src/**/*"]
 }

src/Hello.tsx:31:15 - error TS18048: 'item' is possibly 'undefined'.

31   console.log(item.toUpperCase());
                 ~~~~

これは、"strict": true を指定すると strictNullChecks が ON になることによる効果かと思われます。

皆さんも noUncheckedIndexedAccess を有効にする際は "strict": true が指定されているかどうかチェックするようにしてみてください。