はじめに
仮想環境にCICD環境をインストールしていく過程で、Virtual Box/Vagrantのインストールをしていたところ、色々と躓いてしまいましたので、その対応をこちらに記載してまいります。
目次
仮想化のネスト
仮想環境にCICD環境をインストールしていく過程で、Virtual Box/Vagrantのインストールをしていたところ、CPU has to support Intel VT-x or AMD-Vというエラーが発生いたしました。
こちらはCPUのIntel VT-xが有効化されていないことと、仮想化のネストができていなことが原因でした。
まずはBiosを立ち上げ、Intel Virtualization TechnologyとIntel VT-d FeatureをEnableにします。
そして以下のサイト様に記載がある通り、仮想化のネストを実施いたしました。(というかこんなサイト様があるなら、最初から見ておけばよかったなんて思いました・・・)
ルートディスクの容量不足
仮想化のネスト対応が終わり、またansible playbookを実行しましたところ、今度はrootスペースが足りないよといった警告が出てまいりました。
本の記載に則り、ちゃんと50GB確保しているはずなのですが、なぜかうまくいきません。
試しにdf -hコマンドで容量をチェックしてみましたところ、しっかりと50GB存在しているように見受けられました。
仕方ありませんので50GBから60GBに拡張してみることにいたしました。
拡張方法は以下のサイト様を参考にさせていただきました。
https://qiita.com/iaoiui/items/acbe36fad349572b3a16
まずはlvdisplayコマンドで論理ボリュームの情報を確認いたします。
論理ボリュームのパスは上記コマンドの実行結果の中から、LV Pathに記載の /dev/centos/root であることが判明いたしましたので、こちらに対して容量を追加いたします。
以下のコマンドを実行することで論理ボリュームの拡張ができます。
~~ ~~lvextend -L +10G /dev/centos/root~~ ~~
ダメでした。
そもそも仮想マシンで使える容量の限界があるように見えたので、次に試したのが以下のサイト様となります。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/0909/18/news119.html
こちらのサイト様でご紹介されている、Hyper Vのディスクの編集から、拡張で容量を177GB(元が127でしたので+50GBとなります)に変更いたしました。
この状態で再度CentOSのインストールから/の割り当てを拡張することにいたします。
CentOSのインストール時に、パーティションを手動で設定とし、無事に/を50GBから60GBに変更することができました。自動で設定させてしまうと、50GBで設定されてしまいますので、手動で設定するようご注意ください。
この状態で再度playbookを実行してみますと、第一関門は突破することができました。
Add VirtualBox repo fileでのエラー
次に私の前に立ちはだかって参りましたのは、TASK [virtualbox:Add VirtualBox repo file]でのエラーでした。こちらについては、Ansibleが提示してくださるエラーの内容から何もヒントが得られませんでした。
そこでVirtualBoxのリポジトリを設定する方法をGoogle先生とお勉強いたしました。
調べる中で気になったのは、リポジトリの設定にはOracleのpublic keyが必要となるよとの情報です。
こちらが参考にさせていただいたサイト様達です。
https://linuxmining.com/install-virtualbox-6-1-on-centos-8-rhel-8/
https://hrkworks.com/it/vm/vbox01/
まずはwgetコマンドが必要となりますので、以下を実行いたしました。
yum -y install wget
yum -y update
reboot
次にOracleのpublic keyを取得いたします。
wget http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian/oracle_vbox.asc
ここまで完了したところで、本に記載されておりますplaybookを実行いたしました。
でも結果は同じでしたので、他に問題があるようです。