■ はじめに
近頃、某パンデミックの影響で配信機材需要が高くなっている影響か、Qiitaでも配信機材や配信ソフトウェアの記事を多く見かけるようになりました。今回は、今年上半期に売り切れ続出したBlackmagic Design ATEM Mini ProとYouTubeライブなどで必須ソフトウェアとも過言では無い、OBSの接続についての小技の紹介です。
現状(2020年11月2日現在)OBS上のデフォルト解像度設定では、1280×720しか認識しません。今回は、ATEM Mini ProをOBSにFULLHD(1920×1080)で認識させる方法をご紹介したいと思います。
■使用機材/ソフトウェア
- Blackmagic Design ATEM Mini Pro
- Blackmagic Design ATEM Mini Pro
- 今回はATEM Mini Proを使用しますがATEM Miniシリーズであれば基本は同じかと思います。
- OBS (Open Broadcaster Software)
- OBS
- 今回はMac版 26.0.0-rc1(64bit)を使用しています。
■OBSでの設定
OBSにATEM Mini Proを認識させる
端末にUSB-CケーブルでATEM Mini Pro(以下ATEM)を接続します。
端末のOBSを起動させてソースから+(追加ボタン)を選択、ソース選択画面から映像キャプチャデバイスを選択します。
キャプチャーデバイスのプロパティが表示されますのでデバイス選択画面からBlackmagic Designを選択します。
通常のセッティングですとプリセット使用にチェックが入っており、プリセット選択画面に720Pまでしか選択できません
プリセットを選択してOKを押すとOBSにATEMが720Pの状態で認識されます。
OBSにATEM Mini Proを1080Pで認識させる
先ほどのプロパティ画面のプリセット使用にチェックを外すとプリセット選択項目がResolution選択項目に切り替わります。
Resolution選択画面にATEM Mini Pro適合解像度の1920×1080が表示されるので選択します。
また、フレームレートも30に設定してOKを押します。
これでATEM Mini Proの映像がOBSにFullHDで表示されるようになりました。
■ まとめ
OBSやATEM Miniはオンライン配信にはマストアイテムといっていい機材ですがOBSはオープンソースの為、マニュアル等情報が乏しく、ATEM側は機器との接続以降のマニュアルがケースバイケースの印象です。これからもちまちまと小技を公開できればと思います。