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AWSでWindowsServerを立ち上げ、SQLServerに接続する

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概要

本書ではAWSのEC2を使用してWindowsServerを立ち上げます。また、RDSを利用してSQLServerを立ち上げ、WindowsServerからSQLServerに接続できるように設定します。

前提条件

  • AWSのアカウントを作成していること
  • セキュリテイ対策の観点から、IAMや多要素認証を設定することを推奨
  • 本書ではmacOS Catalinaを使用しました。

1. EC2を利用してWindowsServerを立ち上げる

  1. AWSマネジメントコンソールにログインし、「サービス」→「EC2」を選択する。
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  2. 「インスタンス」をクリックする。
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  3. 「インスタンスの作成」をクリックする。
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  4. 「Amazonマシンイメージ」選択画面にて「Microsoft Windows Server2019 Base」を選択する。
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  5. 「インスタンスタイプの選択」選択画面にてインスタンスタイプを選択し、「インスタンスの詳細の設定」をクリックする。
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  6. 「インスタンスの詳細の設定」画面にて下記の設定を確認し「ストレージの追加」をクリックする。

    • インスタンス数 : 1
    • ネットワーク : 既存のVPCを選択、または新規にVPCを作成
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  7. 「ストレージの追加」画面にてインスタンスに適応するストレージのサイズやボリュームタイプをなどを設定し、「タグの追加」をクリックする。
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  8. 「タグの追加」画面にてタグを設定し、「セキュリティグループの設定」をクリックする。
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  9. 「セキュリティグループの設定」画面にてRDP(ポート番号3389)の通信ができるようにルールを作成し、「確認と作成」をクリックする。
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  10. 「インスタンス作成の確認」画面にて設定値を確認し、「起動」をクリックする。
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  11. キーペアを作成する画面が表示される。既存のキーペア名を入力、またはキーペアを新規作成・キーペアをダウンロードして「インスタンスの作成」をクリックする。キーペアは再発行できないので厳重に管理する。
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  12. インスタンスの作成が開始されるので待機する。インスタンスが作成されたら「インスタンスの表示」をクリックする。
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  13. WindowsServerのインスタンスが作成されたことを確認する。
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2. WindowsServerへの接続

  1. 作成したインスタンスが表示されている画面にて「接続」をクリックする。
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  2. 下記の操作を実施する。

    • 「スタンドアロンRDPクライアント」を選択する。
    • 「リモートデスクトップファイルのダウンロード」をクリックし、rdpファイルを保存する。
    • 「パスワードの取得」をクリックする。         
      image.png
  3. 「ファイルの選択」をクリックし、前章で作成したキーペア(.pemファイル)を選択する。その後、「パスワードの復号」をクリックする。
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  4. WindowsServerのパスワードが表示されたことを確認する。
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  5. 保存したrdpファイルを起動し、リモートデスクトップ接続を実施する。
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  6. リモートデスクトップ接続が成功したことを確認する。
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  7. リモートデスクトップ接続後、セキュリティ対策のため、WindowUpdateを仕掛ける。
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  8. 「設定(歯車マーク)」→「時刻と言語」から日本語環境の設定を実施する。

3. RDSでSQLServerを立ち上げる

  1. 「サービス」→「RDS」をクリックする。
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  2. 「データベース」をクリックする。
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  3. 「データベースの作成」をクリックする。
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  4. 「データベースの作成方法を選択」から「標準作成」、「エンジンのオプション」から「Microsoft SQL Server」を選択する。
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  5. 「エディション」「テンプレート」を選択する。
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  6. 「DBインスタンス識別子」「マスターユーザー名」「マスターパスワード」を入力する。
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  7. 「DBインスタンスクラス」「ストレージタイプ」「ストレージ割り当て」を選択する。
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  8. 接続するVPCを選択する。
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  9. 設定内容を確認し「データベースの作成」をクリックする。
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  10. データベースが作成されるまで待機する。
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  11. データベースが作成されたことを確認する。
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  12. セキュリティグループに「MSSQL(ポート番号1433」を追加する。
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4. SQLServerとの接続

  1. WindowsServer側にて、マイクロソフト公式ページのSQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロードからSSMSをダウンロードする。

  2. ダウンロードしたSSMSを起動し、「インストール」をクリックする。
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  3. インストールが完了するまで待機する。
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  4. インストールが完了したことを確認し「閉じる」をクリックする。
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  5. 「Microsoft SQL Server Management Studio」を起動する。
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  6. 下記の内容を入力し「接続」をクリックする。

    • サーバー名 : RDSのエンドポイント
    • 認証 : SQL Server認証
    • ログイン : 前章で設定したマスターユーザー名
    • パスワード : 前章で設定したマスターパスワード
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  7. ログインが完了し、データベースやテーブルの作成などができることを確認する。
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最後に

AWSのEC2を利用してWinDowsServerを立ち上げ、RDSを利用してSQLServerを立ち上げることができます。これによってクラウド上でWindowsServerやSQLServerを利用することができ、ハードウェア障害や停電障害を気にせずにOSやDBを利用することができます。

  • 本書で使用しましたインスタンスタイプt2.microではメモリが少ないため動作が非常に遅いです。本番環境など実運用で利用する際は、メモリが豊富なインスタンスタイプ(t2.large以上)を使用することをお勧めします。
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