San Diegoバージョンアップで追加されたVirtual Agentの通知の新機能についてご紹介します。
Virtual Agentの通知
Virtual Agent上でのインシデント起票などイベント発生時に、チャット上に通知を送る機能です。
Virtual Agent上での通知機能はSan Diegoバージョン以前もありましたが、通知できる内容の自由度が高くなりました。
新機能①イベントのフィールド値を設定可能
以前のバージョンでは、通知の見出しと本文には、レコードのフィールド値を入れることはできませんでしたが、San Diegoではイベントやレコードのフィールド値を通知の見出しと本文に設定することができるようになりました。
実際に、Virtual Agent上で起票したインシデントのフィールド値を設定しておくと以下のように表示されます。
新機能②見出しとメッセージをスクリプトで設定可能
詳細設定フィールドを有効にすることで、通知の見出しとメッセージをスクリプトで設定できるようになりました。
見出しとメッセージ本文をより詳細にカスタムできるようになっています。
試しに実行してみると以下のように、見出しとメッセージが表示されます。
通知の設定方法
今回検証したインシデント起票時の通知を設定する方法について記載します。
仮想エージェントの通知有効化
Conversational Interfaces Home > チャット設定 > 仮想エージェント> 通知> 通知を使用 をオンに設定する
仮想エージェント上で使用したい通知を作成する
プロバイダー>Notifications(通知)>通知レコードを新規作成
1. 通知レコードの項目を入力し、送信する。
2. 作成した通知レコードのフォーム画面下部 コンテンツ タブより、「新しいプロバイダーコンテンツ」を押下。
3. 通知コンテンツのクラス「仮想エージェントコンテンツ-チャット」を選択。
4. コンテンツの編集画面が表示される。
5. メッセージの見出し(任意)・メッセージを入力する。「変数を選択」より通知に載せたいフィールドを選ぶ。
6. 設定レベルでの通知の実装が難しい場合には、「詳細」フィールドをtrueにしてスクリプトを書く。
7. 送信する。
仮想エージェントのトピックを作成し、確認する。
トリガーとなるインシデントを起票後、通知が問い合わせユーザーに送信される。
※ただし、起票から送信確認までに10秒程度時間がかかる。