この記事はRuby on Rails Advent Calendar 2014の12/24エントリです。
みなさんRails書いていますか?
私は書いています。
ところでみなさんは普段Railsの調べものをするとき、どんな資料にあたりますか?
Ruby on Rails チュートリアル? RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発? はたまたパーフェクト Ruby on Rails?
いずれも良書(と良ドキュメント)です。これらに負けず劣らずの読み応えがあるRuby on Rails ガイド
(以下、Railsガイド)を今回は紹介したいと思います。
Ruby on Rails ガイドって?
Railsのレポジトリに含まれる、Railsの解説記事たちが、Railsガイドです。
Railsガイドの特徴として、以下の点があげられると思います。
- それなりのペースで更新されている(気がする)
Railsのレポジトリに含まれているため、それなりのペースで更新されているような気がします。
Rails4.2のリリースにあわせてActive Jobやリリースノートもサイトにあります。
- Railsの個々の機能を丁寧に解説するスタイル
Active Record、Form Helpers、Action Controllerなど、個々の機能ごとに解説されています。また高度なトピックとしてセキュリティ、Railsの設定、アセットパイプラインなどの説明もあります。
- 大部分が日本語化されている!
そしてなんと! これらの内容をこちらでは日本語で読むことができます!! 一部翻訳が終わっていないところもありますが、8割方が日本語で読めるのです。
どんなときに読むのか?
- Railsに関する体系的な知識を身につけたいとき
ルーティングにまとまっているパスとコントローラーアクションの一覧や、アソシエーションに載っている、has_manyで追加されるメソッドなどは、よくまとまっていると思います。
- 教科書レベルを超えて、ちょっとRailsに手を加えたいとき
たとえば開発環境などで、翻訳忘れを確認したいとき。エラーハンドリングの方法を変更する必要があります(通常MissingTranslationData
はアプリ内でつぶされてしまい、上まであがってこない)。Railsガイドにはキチンとやり方が書いてあります(標準以外の例外ハンドラを使用する)。
ほかにも例えばミドルウェアを調整したいときにはミドルウェアスタックを設定するが参考になるでしょう。
- Railsのコードを読むまえのウォーミングアップとして
最終的にはRailsのコードを読むことになったとき。Railsのコードに飛び込む前に、一度読んでおくと捗るかもしれません。
表に出ていないガイドたち
Railsのレポジトリにはあっても、ガイドの目次には載っていないものもあります。ここを眺めてみると
とかがありますね。
まとめ
たまーに原文(英語)の情報自体が間違っていることもありますが、そんなときこそ本家にPRするチャンス。Ruby on Rails ガイドですてきなRailsライフを。