はじめに
デフエンジニアの会、アドベントカレンダーの14日目です。
自己紹介をします。ゆうといいます。大学生の頃から手話とノート/PCテイク。また、フェミニズムやクィア理論などに興味を持ち勉強や活動を続けてきました。
今は、デザインやフロントエンド、アクセシビリティに興味を持っています。また、いくつかのアクティビズム(社会運動)、コミュニティの管理人、ボランティアなどをしています。
当初は、非デザイナーや非エンジニア向けにどういったツールが良いか、
使ったことのあるツールPhotoshop、Illustrator、PowerPoint、Figam、Canva、STUDIOあたりを比較してみようかと思いましたが、初心者向けはいろいろ難しい……と感じたので、別の内容の記事です。
イベントと情報保障
ジェンダー系のイベントでも、デザインやフロントエンド周りでも共通して感じること。
それは、情報保障のついたイベントが少ないこと!!
また、情報保障があったとしても、「UDトーク」か「captiOnlineでの要約筆記」か「手話通訳」、このうちのどれか1つであることが多いです。
手話が母語という方もいれば、地域の学校に通い手話が分からない聴覚障害者もいます。そのため、自分にあった手段を選べるのが一番理想的だと思います。
昨年度から関わっている「セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会」(以下、セクマイ大会)では、字幕と手話通訳がついている数少ないイベントの1つだと思います。しかし、去年関わってみて、登壇者に事前にアクセシビリティや情報保障について説明した方がより良いイベントにできると感じました。
例えば、分科会の担当者を通じて1週間前に登壇資料を送っていただくよう、お願いしていますが、なぜ大事なのか。伝わっていないように感じました(手話通訳や要約筆記を行うための事前資料として必要です)。
今年からは、分科会担当者と講演者の事前打ち合わせに混ざって、講演資料の作成や事前収録の動画、当日の発表について、気をつけると良いことを説明するようにしました。その説明用に作成した資料を公開します。
セクマイ大会での登壇者向けの説明資料(Googleドキュメントのリンク)
参考
大会ホームページ
https://queertaikai2020.wixsite.com/2023
リンクが去年のままの部分が残っていたりしますが。ボランティアも募集していますー。興味ある方がいれば、ぜひ。
Peatix
https://peatix.com/group/7183814
まだチケットは販売していないです。このPeatixのアカウントから販売予定です。
その他
イベント主催者向けにUDトークの使い方を説明しました。
ジェンダー系のイベント向けですが、単語リストを除けばどんなイベントでも通じる話だと思います。
イベント自体は終了しましたが、アーカイブを販売しています。
(字幕や手話通訳などはついていません)
https://queer-udtalk-archive.peatix.com/
さいごに
テック系のイベントでもUDトークがつくことは、たまにあるようになりました。
「Webアクセシビリティの学校」や「コンセント」、「GAAD JAPAN」など。
手話通訳がついていたイベントとして、パッと思い浮かぶのは「アクセシビリティの祭典」ぐらいでしょうか(字幕もついていました)。
もう少し、アクセシビリティ以外の分野でも情報保障が拡充すると良いなと思っています。
また、デザインやテック系のイベントで手話通訳してみたいとも思っています。ただ、通常手話通訳は15分や20分で交代して、ペアないし3人で行います。
1人で長時間の通訳は厳しいので、もうせめて2人ぐらい一緒にやっていく方がいれば嬉しく思います。
もし興味がある方がいれば、私のTwitterアカウントなどにご連絡ください。