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第5回 Web API を利用するには? ~コーディング編:CData API Drivers~

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はじめに

前回 は Web API に接続可能な EAI ツールを紹介させていただきました。

前回までが、ノンコーディングで使用できるものでしたが、今回はいよいよコーディングをするパターンになります。
ですが、ソースコードは一切載せません('◇')ゞビシッ

代わりに CData さんの API Drivers をどういったときに利用するのか。
ここに注力してお話させていただきます。

コーディングが必要な時

ここまでノンコーディングで Web API につなぐお話をしてきましたが、確かにこれだけ簡単に接続することができると、「いったいどういったときにコーディングが必要になるの?」って思いますよねw

大丈夫です。それを説明するのが今回です。

[CData API Drivers]
https://www.cdata.com/jp/drivers/default.aspx

CData API Drivers は、繋ぐ先がデータベースはもちろんのこと、 SaaS であろうとADO.NET を使用して、SQL にてデータが取得できるという、素晴らしいツールになります。接続先の API のお作法を気にせず、すべて SQL で接続できるというのは、開発者のリソースを広げなくてよいという利点があります。

きめ細かな制御が必要な時

これはわかりやすいですよね。SaaS や PaaS を使用すると、確かに簡単に API に接続できますが、きめ細かな制御、例えば入力チェック、レスポンスデータの整形等は、ツールやサービスでは、正直限界があったりします。

また順次処理ではなく、同時に複数のサービスを呼び出さなければいけないようなときもコーディングが必要になります。

あるいは複雑な条件分岐やエラー処理が必要とされる場合も、コーディングが必要になるかもしれません。
「ある条件の時は A というサービスからデータを取得するが、別の条件の時は DB からデータを取得する」といった場合は、ツールやサービスでは難易度がグッと上がります。

ほかにはトランザクションを厳密に管理する必要がある場合もコーディングを必要とするかもしれません。

求められる「選択」

以上のように、様々な要件は考えられますが、結局のところ、実現するための費用対効果。これに尽きると思います。運用面まで含めて、ノンコーディングのサービスやツールで行くのか、CData のようなコンポーネントを使用して接続先を意識することなく、自分たちのサービス実現を目指すのか。

これは選択になります。優劣はつけられません。
大事なことは、まずは API を呼び出すと一言で言っても、多種多様な方法があるということを知ることです。

取りうる方法を知ってから、2年後、3年後、10年後を意識して、どうあるべきか。どうあることが最適かを考え、選択することが必要不可欠となります。この選択は、すなわちビジネスを選択すること、方針を決めることになります。

最後に

5回に渡って、Web API を利用する方法をご紹介してきました。
この5回で皆様がいろいろな可能性を模索して、自分が実現したいことにはどれが適切なのか。これを考えるきっかけになれば、幸いでございます。

最後まで読んでくださった方に、心より御礼申し上げます!

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