Windows環境のターミナルとしては、Windows Terminalが力をつけてきてる。使いやすい設定を作ってるので、そのメモを残しておく。
2022年4月時点ではプレビュー版を使う
ターミナルへのファイルのドラッグ&ドロップでWSLのパスに変換してくれるのはプレビュー版の機能なので、プレビュー版(バージョン: 1.13.10734.0)を使う。
通常版のWindowsターミナルでWSLに接続した状態で、ターミナル対してファイルをドラッグ&ドロップすると、
$ less C:\Users\yugoy\Downloads\test.rb
こんな風にWindowsのパスのまま展開されるけど、プレビュー版では
$ less /mnt/c/Users/yugoy/Downloads/test.rb
と、WSLのパスに変換してくれる。lessにしろvimにしろ、Linux上のコマンドでWindows上のファイルをいじりたいときには便利な機能なので、プレビュー版を使った方がいい。
プレビュー版はストアからダンロードして入る。
ペンギンアイコンとUbuntuアイコンの二つのプロファイルがあるけど、ペンギンアイコンを使う
Ubuntu20をマーケットから入れると、Windowsターミナルから二つのUbuntuが見える。違いは何かというと、Ubuntu20をWSL2上でインストールすると、Ubuntu20.exeというWindows上の実行ファイルが作られる、それがUbuntu20アイコンのプロファイル。ペンギンアイコンは、wsl.exe経由でUbuntu20のディストリビューションに繋がる経路。
ドラッグ&ドロップでファイルのパスをLinuxパスに変換してくれるのは、wsl.exe経由(ペンギンアイコン)なので、Ubuntuアイコンのプロファイルは使わない。
設定上に「ドロップダウンからプロファイルを非表示にする」という機能があるので、これをONにすれば、Ubuntuアイコンのプロファイルは非常時になる。
デフォルトのプロファイルをWSLにする
ターミナルを立ち上げたら最初からWSL上のUbuntuがいい。これも設定(settings.json)で変えれるので、デフォルトプロファイルのGUIDを、WSLのGUIDにしておく(下記は私の例)
"defaultProfile": "{f184b75f-6c82-5ea5-9b3e-3203d66c5f82}",
ショートカットキーを足しておく
タブの移動がctrl+tabしかないので、ctrl+pageDown ctrl+PageUp でタブの左右の移動をしやすくする。
{ "command": "prevTab", "keys": "ctrl+pageup" },
{ "command": "nextTab", "keys": "ctrl+pagedow"}
これを、settings.json の actionに入れる。
wsl-terminal はどう?
Windows Terminal を使う前は、WLS1上でwsl-terminalを使っていたんだけど、WSL1とWSL2を共存させた環境だと接続先をうまく切り替える設定ができなくて(調べきれてなくて)、あとは情報もぐっとすくなくなって断念。Windowsパスをwslパスに変換する機能がWindows Terminalプレビューにできたので乗り換えたという経緯です。