書いた日、使ったもののバージョン
2024/10/25
beatoraja0.8.8
Liberica JRE 21 Full
beatoraja本体
https://mocha-repository.info/download.php
リンクから最新のものをダウンロードしましょう。
今回はbeatoraja0.8.8-modernchicというものを選びます。
解凍して適当な場所に置いておきましょう。
JRE (java runtime environment), javaFX
beatorajaを動かすにはjavaの実行環境、JREと、javaFXなるものが必要なようです。
JREには色々種類があるようで、本家oracleの提供するものやオープンソースのopenJDKなどが有名らしいです。今回はjavaFX同梱のものが欲しいので、bellsoftのLibericaJDKを選びました。
https://bell-sw.com/pages/repositories/#apt
上のリンクを参考にインストールしました。
wget -q -O - https://download.bell-sw.com/pki/GPG-KEY-bellsoft | sudo apt-key add -
echo "deb [arch=amd64] https://apt.bell-sw.com/ stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/bellsoft.list
apt update
apt install bellsoft-java21-runtime-full
インストール可能なバージョンは
apt search bellsoft
等で確認できます。今回はLTSのうちで最新(java21)、かつ実行環境のみ(runtime)で、javaFXも同梱(full)のjava21-runtime-fullを選びました。
インストールが済んだらターミナルで
java -version
などとしてインストールが成功していることを確認しましょう。
beatorajaの起動
端末を開き、beatoraja本体のあるディレクトリに行き、
./beatoraja-config.command
でbeatorajaの設定画面が起動すれば成功です。
ここまでくれば、遊び方や曲,難易度表の追加、スキンの変更方法等はOSに依らないので割愛します。
他のJREがある場合
すでに他のJREがインストールされている場合、そちらのJREが使われてしまって、バージョンが古いとか、javaFXがないとか言われるかもしれません。使うJREを指定する方法を2つ紹介します。
ひとつはupdate-alternativesを使う方法です。
sudo update-alternatives --config java
このコマンドを使うと、どのJREを優先的に使うかを選ぶことができます。
この方法だと、普段他のJREを使っているという場合に切り替えが必要になり、面倒かもしれません。
もうひとつは、beatoraja-config.commandの中身を編集する方法です。
beatoraja-config.commandの中身を覗くと、色々と必要なオプションをつけてbeatoraja.jarを実行するという、単純なシェルスクリプトであることがわかります。
#!/bin/bash
export _JAVA_OPTIONS='-Dsun.java2d.opengl=true -Dawt.useSystemAAFontSettings=on -Dswing.aatext=true -Dswing.defaultlaf=com.sun.java.swing.plaf.gtk.GTKLookAndFeel'
cd "$(dirname "$0")"
exec java -Xms1g -Xmx4g -jar beatoraja.jar
最後の行のjavaの部分を、使いたいJREの絶対パスに置き換えてあげればよさそうです。私の場合は
#!/bin/bash
export _JAVA_OPTIONS='-Dsun.java2d.opengl=true -Dawt.useSystemAAFontSettings=on -Dswing.aatext=true -Dswing.defaultlaf=com.sun.java.swing.plaf.gtk.GTKLookAndFeel'
JRE='/usr/lib/jvm/bellsoft-java21-runtime-full-amd64/bin/java'
cd "$(dirname "$0")"
exec $JRE -Xms1g -Xmx4g -jar beatoraja.jar
こんな風にして、beatoraja-config.shという別の名前のファイルを作りました。
JRE=の右辺は環境によって異なると思うので適宜確認して書き換えましょう。
おわりに
私はjavaのことは何も知らないので、JREやjavaFX等のことに関して間違いやもっといい方法等あれば、コメントしていただければと思います。