意外と手間取りお金もかかったので、似たような境遇に陥ってしまった方のために手順を残しておきます。
逝かれたNASはIO DATAのHDL-A2.0。
復旧で使ったもの
- サンワサプライ SATA-USB3.0変換ケーブル・・・2,227円
- 復旧天使 Standard Home License Mac・・・12,960円
- 復旧データ格納用HDD:HD-CBU2・・・自宅にあったので0円。買うと今なら1万円弱。
- ドライバー
逝く前の予兆
1.逝く1週間前から書き込みが重い時とそうでない時があった
2.逝く数時間前から読み書き両方が激重に
3.今思えばたまにmountが勝手に外れてる事があったのも予兆だったかも
それから運命のXデーに再起動しようとするも電源が落ちずに緑点滅状態になり、24h寝かせても状況は変わらなかったので、祈りを込めて電源引っこ抜いたが二度と立ち上がる事はなかった。
公式サポートを調べてわかったこと
まず調べたのは公式サポートについて。
真っ先に修理に出す事を考えたが、調べると中のデータは保証されないということ。
http://www.iodata.jp/support/after/repair/confirm.htm
ハードディスク・メモリカード等のデータを保存する機能を有する製品の場合や製品の内部に設定情報をもつ製品の場合、故障状況確認の際、テストパターン書込み等により内部データは消去されます。
データ復旧サービスもあるけど、法人向けなんだろうか価格が高すぎて手が出せない。
http://www.iodata.jp/support/service/iss/service/fukkyu/
2TB: 208,000円〜
以上の事から公式サポートを断念。
自力サルベージを目指して
NASはそもそも起動しないのでネットワーク上に表示されなかった。
NASのネットワーク部分の故障の場合は内部のHDDは無事の可能性があるみたいなので、直接繋いでみることに。
NASからHDDを取り出すのは普通のドライバーでいけましたが、PCと繋ぐためにSATA-USB変換ケーブルが必要との事で、自分は変換ケーブルを購入しました。
ディスクユーティリティには表示されたけど、1TB強くらいしか利用していないハズが空き容量ゼロと表示される・・・
First Aidを実行するとパーティションマップに問題があるの表示が。
修復可能の場合はここで「ディスクを修復」ボタンが出るらしいけど、出ず。
これ以上はどうにも出来なそうだったので、復旧ソフトを使うことに。
復旧ソフトを使ったサルベージ
今回使ったソフトは復旧天使というソフトでした。
macに対応している事と、無料の体験版を使ってそもそも復旧可能かどうかチェック出来る事が決め手となりました。
体験版でデータ復旧を確認できたら、ライセンスを購入して復旧を選択。
何個か復旧できないファイルがあったけど、99%以上はサルベージする事ができました。
かかった時間は1TB強で約1日くらい。
回数小分けにして復旧したからまとめてやったらもっと早いかもしれない。
注意点としてネットワーク経由での接続による復旧には対応していないので、復旧したデータを保管するストレージが別途必要になるということ。
自分の場合は外付けHDDが別にあったのでそちらを利用したけど、無い場合は買わないとならないかもしれない。