はじめに
担当する案件においてコミュニケーションを重視したコントロールを使用することとなり、適切なものを調査しました。
その結果、Feed Inputが最も適切であることが判明しました。この過程で、通常のinputとの使い分けとFeed Inputの実装について記述します。
InputとFeed Inputの違い
特徴 | Input | Feed Input |
---|---|---|
用途 | 短いテキストや数値の入力に使用 | ユーザー間の対話やコミュニケーションを促進するための入力フィールド |
デザイン | シンプルで一般的なデザイン | ユーザー間のコミュニケーションに適したデザイン |
組み合わせ | - | sap.m.FeedListItemなどのUI要素と組み合わせて使用することが多い |
Feed Inputの実装の流れ
1.パネルの実装
まず、コンポーネントを設定します。
<Panel id="任意のパネルID" expandable="true">
<headerToolbar>
<OverflowToolbar>
<Title text="コメント"/>
</OverflowToolbar>
</headerToolbar>
<VBox id="任意のVBoxID">
2.Feed Inputの追加
次に、コンポーネントを追加します。
postイベントを使ってコメントが投稿されたときの処理を設定します。
<FeedInput
post="onFeedInputReqonPost"
class="sapUiSmallMarginTopBottom"
showIcon="false"/>
3. コメントリストの設定
最後に、コメントを表示するためのコンポーネントを追加します。
以下では入力されたコメントをリスト形式で表示します。
<List id="任意のListID" class="sapUiSmallMarginTop"/>
</VBox>
</Panel>
上記の1~3を組み合わせると以下のようになります。
<Panel id="任意のパネルID" expandable="true">
<headerToolbar>
<OverflowToolbar>
<Title text="コメント"/>
</OverflowToolbar>
</headerToolbar>
<VBox id="任意のVBoxID">
<FeedInput
post="onFeedInputReqonPost"
class="sapUiSmallMarginTopBottom"
showIcon="false"/>
<List id="任意のListID" class="sapUiSmallMarginTop"/>
</VBox>
</Panel>
実装すると以下のようになります。
最後に
この調査を通じて、SAPUI5のInputコンポーネントに関する理解が深まりました。
Inputの使い分けやFeed Inputの実装方法に関して悩まれている際に、本記事が参考になれば幸いです。