UNIXとLinuxの違い、ガチで理解してる?🤔
こんにちは!今回は少し挑戦的なタイトルにしてみました。別に煽っているわけではないのですが、自分自身ちょっと自信がなくてまとめてみることにした記事です。UNIXとLinuxって似ているようで違うんですよね。では、その違いを一緒に見ていきましょう!
1. 基本的な違い
UNIX
- 古いOS:1960年代生まれのおじいちゃんOS(笑)
- 商用:お金を払わないと使えません、企業さん向けです
Linux
- 新しいOS:1990年代生まれの若者OS、UNIXのイケメン弟みたいな感じです
- 無料:誰でもタダで使えちゃいます、太っ腹なオープンソースです
2. 開発とライセンス
UNIX
- 企業:IBMやHPみたいな大企業がつくっています
以前某企業でAUXを見せてもらった事あります。
Sunの時代はSolaris使ったりもしてた! - 有料:使うならお財布の準備を忘れずに!
Linux
- コミュニティ:世界中のプログラマーが力を合わせて開発中です
- 無料:ダウンロードしてすぐ使えます、お財布に優しいですね
3. 使われ方
UNIX
- 大企業:大企業のサーバーや特殊な高性能コンピューターで活躍中です
- 特定のシステム:特定のハードウェアとセットで使われがちです
Linux
- 広く普及:家のPC、サーバー、スマホ、家電まで、どこでも顔を出す人気者です
- 様々なバージョン:UbuntuやFedoraなど、選び放題のバイキング状態です
4. 例え話
UNIX
高級車:特別な機能や高性能が欲しい人向けです。買うのもメンテするのもお金かかりますが、その分パワフルです!
Linux
自転車:誰でも気軽に乗れます。ママチャリからロードバイクまで種類も豊富で、自分好みにカスタマイズもOKです!
まとめ
- UNIX:昔からある、企業向けの有料OSです
- Linux:新しくて、無料で使えるOSです。いろんな場面で大活躍中です
もっと深掘り!技術的な違いを見てみましょう
ここまでだと一般的な説明で終わってしまうので、もう一歩踏み込んで技術的な部分も比較してみましょう!
基本コマンドの比較
LinuxとUNIXは兄弟みたいなものなので、基本的なコマンドは似ています。てか一緒!でも、細かいところで違いがあるんですよ。
共通する基本コマンド
ディレクトリ操作:
-
cd
:ディレクトリの移動(Come on, Darling!) -
ls
:ディレクトリの中身を覗き見(Look, Sweetie!) -
pwd
:今どこにいるの?(Present Working Directory)
ファイル操作:
-
cp
:ファイルのコピー(Copy, Please!) -
mv
:ファイルの引っ越し(Move, Vacation!) -
rm
:ファイルの削除(Remove, Mate!) -
touch
:新しいファイルを作る(Touch me!) -
cat
:ファイルの中身を見せて(Concatenate!)
権限と所有権:
-
chmod
:ファイルの権限変更(Change Mode) -
chown
:ファイルのオーナー変更(Change Owner) -
chgrp
:ファイルのグループ変更(Change Group)
違いがあるコマンドやユーティリティ
パッケージ管理:
- Linux:
- Debian系(UbuntuとかDebianとか):
apt-get
やapt
を使います - Red Hat系(CentOSとかRHEとか):
yum
やdnf
を使います
- Debian系(UbuntuとかDebianとか):
- FreeBSD:
pkg
コマンドでパッケージを管理します→私はports派
システム情報:
- Linux:
lsb_release -a
でディストリビューション情報をチェックします - FreeBSD:
uname -a
でシステム情報を確認します
サービス管理:
- Linux:
-
systemctl
(systemdを使うディストリビューションの場合) -
service
コマンドも使えます
-
- FreeBSD:
service
コマンドを使って、サービス名と操作(start、stop、restartなど)を指定します
実際のコマンド例
ディレクトリ作成とファイル操作:
# LinuxもFreeBSDも同じ!
mkdir mydir
cd mydir
touch file1.txt
echo "Hello, World!" > file1.txt
cat file1.txt
パッケージ管理:
bashCopy# Linux(Ubuntuの場合)
sudo apt update
sudo apt install git
FreeBSD
pkg install git
サービス管理:
sudo systemctl start ssh
sudo systemctl enable ssh
sudo systemctl status ssh
FreeBSD
sysrc sshd_enable="YES"
service sshd status
その他の違い
ファイルシステムの管理:dfやduコマンドは共通ですが、デフォルトのファイルシステムが違うこともあります(Linuxはext4、FreeBSDはUFSやZFSなど)
設定ファイルの場所:ディストリビューションやバージョンによって、設定ファイルやディレクトリ構造が違うこともあります
設定ファイルの場所の違い
LinuxディストリビューションとUNIX系システムで、設定ファイルの場所が違うことがあります。ちょっと見てみましょう!
ネットワーク設定
Linux:
Debian系(Ubuntu):
/etc/network/interfaces:ネットワークインターフェースの設定
/etc/netplan/:Netplanの設定ファイル(新しいUbuntuバージョン)
/etc/resolv.conf:DNSサーバーの設定
Red Hat系(CentOS、Fedora):
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-*:ネットワークインターフェースの設定
/etc/resolv.conf:DNSサーバーの設定
FreeBSD:
/etc/rc.conf:ネットワークインターフェースやその他のシステム設定
/etc/rc.d/:サービススクリプト
/etc/resolv.conf:DNSサーバーの設定
起動時のサービス管理
Linux:
Debian系(Ubuntu):
/etc/systemd/system/:systemdのサービスユニットファイル
/etc/init.d/:旧式のSysVinitスクリプト
Red Hat系(CentOS、Fedora):
/usr/lib/systemd/system/:systemdのサービスユニットファイル
/etc/init.d/:旧式のSysVinitスクリプト
FreeBSD:
/etc/rc.conf:起動時に有効にするサービスの設定
/etc/rc.d/:システムサービススクリプト
/usr/local/etc/rc.d/:インストールされたパッケージ用のサービススクリプト
ユーザーとグループの管理
Linux:
/etc/passwd:ユーザーアカウント情報
/etc/shadow:パスワード情報
/etc/group:グループ情報
FreeBSD:
/etc/passwd:ユーザーアカウント情報
/etc/master.passwd:パスワード情報
/etc/group:グループ情報
システムログ
Linux:
Debian系(Ubuntu):
/var/log/syslog:システム全般のログ
/var/log/auth.log:認証関連のログ
Red Hat系(CentOS、Fedora):
/var/log/messages:システム全般のログ
/var/log/secure:認証関連のログ
FreeBSD:
/var/log/messages:システム全般のログ
/var/log/auth.log:認証関連のログ
ブートローダー
Linux:
GRUB(多くのディストリビューションで使用):
/etc/default/grub:GRUBのデフォルト設定
/etc/grub.d/:GRUBのスクリプト
FreeBSD:
Boot Loader:
/boot/loader.conf:ブートローダーの設定
時刻とタイムゾーン
Linux:
/etc/localtime:タイムゾーン情報
/etc/timezone:デフォルトタイムゾーン(Debian系)
/etc/sysconfig/clock:タイムゾーン情報(Red Hat系)
FreeBSD:
/etc/localtime:タイムゾーン情報
/etc/ntp.conf:NTP(Network Time Protocol)の設定
まとめ
LinuxとUNIX系システム(FreeBSDとか)は、似ているようで結構違うんですよね。
特に、基本的な考え方は同じでも、細かいところで違いがあります。
これらの違いを理解しておけば、LinuxやFreeBSDなどのUNIX系システムの設定をもっと効率的に行えるようになりますよ!
CUIはほぼ変わらないので覚えてしまえばかなり強力!
みんなも、いろんなシステムを触って、違いを体感してみてください。それが一番の勉強になりますからね!
ちなみに学生の頃Celeron400MHz、メモリ128MBのデスクトップにFreeBSDを入れて自宅サーバを運用していました。3年程使用しましたが1度も落ちなかったのは今考えてもすごいなと思います!