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CUI(キャラクターユーザインターフェース)の便利さを理解してもらうために、以下のような事例とコマンドを紹介します。これらは特にGUIでは手間がかかるが、CUIでは簡単に実行できるものです。
Ubuntu22.04で動作確認済み

1. フォルダを一度に大量に作成する

GUIでの手順:

  • 100回新しいフォルダを作成し、それぞれ名前を付ける

CUIでの手順:

mkdir folder_{1..100}

2. ファイルの一括リネーム

GUIでの手順:

  • 一つ一つ手動でリネームする

CUIでの手順:

for i in *.txt; do mv "$i" "${i%.txt}.bak"; done

3. 特定の文字列を含むファイルの検索

GUIでの手順:

  • 各ファイルを開いて検索する

CUIでの手順:

grep -r "search_string" /path/to/directory

4. 大量のファイルを一括でコピーする

GUIでの手順:

  • 複数のファイルを選択し、コピー&ペーストする

CUIでの手順:

cp /source_directory/*.txt /destination_directory/

5. 特定のパターンに一致するファイルの削除

GUIでの手順:

  • 各ファイルを手動で選択して削除する

CUIでの手順:

rm *.bak

6. ファイルのバックアップと同期

GUIでの手順:

  • 手動でファイルをコピーし、重複を確認する

CUIでの手順:

rsync -av --delete /source_directory/ /backup_directory/

7. 複数のコマンドを連続して実行する

GUIでの手順:

  • 各操作を個別に行う

CUIでの手順:

cd /path/to/directory && tar -czf backup.tar.gz * && mv backup.tar.gz /path/to/backup/

8. 定期的なタスクの自動実行

GUIでの手順:

  • 手動でタスクを実行する、または特定のソフトウェアを使用する

CUIでの手順:

(crontab -l; echo "0 0 * * * /path/to/script.sh") | crontab -

9. 画像ファイルの一括リサイズ

GUIでの手順:

  • 各画像を開いて手動でリサイズする

CUIでの手順:

mogrify -resize 800x600 *.jpg

(ImageMagickを使用)

10. 特定の文字列をファイル内で一括置換

GUIでの手順:

  • 各ファイルを手動で開き、置換を実行する

CUIでの手順:

sed -i 's/old_string/new_string/g' *.txt

11. ログファイルの監視とリアルタイム表示

GUIでの手順:

  • ログファイルを手動で開いて確認する

CUIでの手順:

tail -f /var/log/syslog

12. 大量のデータを効率的にダウンロード

GUIでの手順:

  • 各URLを手動で開いてダウンロードする

CUIでの手順:

wget -i urls.txt

13. 大量のファイルを一括で圧縮

GUIでの手順:

  • 各ファイルを手動で圧縮する

CUIでの手順:

tar -czvf archive.tar.gz /path/to/directory/*

14. バッチ処理でデータ変換

GUIでの手順:

  • 各ファイルを手動で開いて変換する

CUIでの手順:

for file in *.csv; do iconv -f SJIS -t UTF-8 "$file" -o "${file%.csv}_utf8.csv"; done

15. ファイルシステムのバックアップと復元

GUIでの手順:

  • 手動でファイルをコピーし、復元する

CUIでの手順:

dd if=/dev/sda of=/path/to/backup.img

まとめ

上記のような事例を通して、CUIの便利さを示すことで、以下のポイントを強調することができます:

  1. 効率性:大量の操作を一度に実行できる。
  2. 再現性:同じ操作をスクリプトとして保存し、何度でも再実行できる。
  3. 自動化:定期的なタスクを自動化できる。
  4. 精度:人為的なミスを減らすことができる。
  5. 一貫性:手順が統一されており、一度学べば多くの作業に適用可能。
  6. スクリプト化可能:複雑な手順をスクリプトとして保存し、再利用可能。
  7. 高速化:手動操作に比べて遥かに高速であることが多い。
  8. 柔軟性:多様なタスクに対応できる。

これらの利点を具体的な例とともに説明することで、CUIの利便性を理解してもらいやすくなります。
また、CUIを使いこなすことで、システム管理者やデベロッパーとしてのスキルアップにもつながります。
何よりCUIのコマンドって変わらないから一度習得すればずっと使えるのもメリットだと思います。

注意点

CUIの便利さを実感するためには、基本的なコマンドの使い方や、シェルスクリプトの基礎知識が必要です。初心者の方は、少しずつ学んでいくことをおすすめします。また、実行前に必ずコマンドの意味を理解し、重要なデータには適切なバックアップを取ることを忘れずに。

これらのコマンドを実行してデータが消えたり破損しても責任は負えません。
実験環境でチェックするようにしましょう。

CUIを使いこなすことで、作業効率が大幅に向上し、複雑なタスクも簡単に処理できるようになります。
ぜひ、これらの例を参考に、CUIの世界を探索してみてください!

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