Qiitaの記事を書き始めたばかりの方が最初にぶつかる壁、
それはマークダウン記法ではないでしょうか。
もちろん、NotionやSlack、Discord、WordPressなどで普段から文章を書く習慣がある人にとっては問題ありませんが、
そうでない方にとっては 「面倒な存在!」 と感じるかもしれません。
そんなマークダウンが原因でQiitaの記事作成を億劫に感じている方々のために、今回はClaude 3.5を活用してサポートしてもらう方法をご紹介します!
Claude 3.5を使ってマークダウンを簡単に生成する方法
使い方はとても簡単で、以下の手順に従ってください。
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記事を準備する まず、あなたが書いた記事を準備します。これはテキストエディタやWordなど、どんなツールでも構いません。
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Claude 3.5に記事を貼り付ける 書き終えた記事をコピーして、Claude 3.5の入力欄に貼り付けます。
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プロンプトを入力する 以下のプロンプトを入力してください
以下は私が書いた記事です。これをQiitaのマークダウン記法を使って生成してください。
*文章は変更しないでください。
*全文一気に出ない場合は分割して出力してください。
*文章が読みやすくなるよう心がけてマークダウンを考えてください。
*アーティファクトを必ず使って出力してください。
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マークダウンの生成 これでClaude 3.5があなたの記事をQiita用のマークダウンに変換してくれます。
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Qiitaにコピペ 生成されたマークダウンをコピーし、Qiitaのエディタに貼り付ければ完成です!
実際の使用例
例えば、以下のように記事を生成できます。
元の記事
コンテナの起動 以下のコマンドを実行してコンテナを起動します。
sudo docker-compose up -d
起動したコンテナの動作を確認するには、
次のコマンドを実行します。
docker ps
Claude 3.5で生成されたマークダウン
コンテナの起動
以下のコマンドを実行してコンテナを起動します。
sudo docker-compose up -d
起動したコンテナの動作を確認するには、次のコマンドを実行します。
docker ps
CatGPTでも出来るでしょ!?
「CatGPTでもできるでしょ!」という声が聞こえてきそうですが、
実際にはChatGPTではマークダウンが途中でズレてしまうことが多々あります。
特にコードブロックを挿入すると、ほぼ100%の確率でレイアウトが崩れてしまいます。
上記のように生成されますが、実際にコピペすると以下のようになってしまいます。
- コンテナの起動 以下のコマンドを実行してコンテナを起動します。
GPTの生成したマークダウンをコピペ
bash コードをコピーする sudo docker-compose up -d 起動したコンテナの動作を確認するには、次のコマンドを実行します。
bash コードをコピーする docker ps 4. Nextcloudの初期設定 ブラウザで以下のURLにアクセスします。
arduino コードをコピーする http://[サーバーのIPアドレス]:8080 Nextcloudの初期設定画面が表示されるので、以下の情報を入力してください。
データベースのユーザー名: nextclouduser データベースのパスワード: nextcloudpassword データベース名: nextcloud データベースホスト: db 入力後、「インストール完了」をクリックすればセットアップ完了です!
このように、マークダウンが正しく反映されず、読みづらくなってしまいます。
Claude 3.5の優れた点
一方で、Claude 3.5では以下のようにアーティファクト(artifact)を使用して正確にマークダウンを生成できます。
出力の右下にある「コピー」ボタンを押すと、記事全文を一括でコピペでき、
マークダウンが正確に適用されます。
これは非常に便利で、時間の節約にもなります。
まとめ
現在、複数のLLM(大規模言語モデル)を活用することが主流となりつつあります。
例えば、マークダウン記法に関してはClaude 3.5が最も適している一方で、
長文の生成や他の用途ではGeminiやChatGPT(特にo1)が優れています。
これからのスタンダードは、用途に応じて最適なAIを使い分けることになるのか、
あるいは一つのAIが覇権を握るのか、非常に興味深いところです。
とにかく、マークダウンで簡単にコピペしたい場合はClaude 3.5を強くおすすめします!
なお、ChatGPTを使ってマークダウンを正確に出力する方法も最近見つけましたが、
それはまた別のお話で。
→ To Be Continued!