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"OSI参照モデル"とはいったい何?

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ネットワークに関して勉強していると必ず目にする『OSI参照モデル』という言葉。

聞いたことはあるけど、説明はできない、ぼんやりしているという方が多いと思います。
そこで今回は、”OSI参照モデル”についてまずは大枠を簡潔に説明していきます。

[目次]

・OSI参照モデルとはいったい何? ・なぜそんなものが存在するの? ・OSI参照モデルの仕組みはどうなっているの?

・OSI参照モデルとはいったい何?

=『世界中でネットワーク通信のルールを共通にしよう!』というものです。
 (ルールのことを”プロトコル”と言います)

これは、コンピューターをはじめとする通信機器の機能を定義する国際標準化機構(ISO)によって決められた標準モデルです。

・なぜそんなものが存在するの?

=OSI参照モデルを提供することで、ネットワークの仕組みを簡単に理解できるようにし、世界中で通信規格を共通化しようとした経緯があります。つまり、様々な方法で通信が可能なネットワークに統一性を持たせることが目的だったわけです。

(記事を読み終わったら、『TCP/IP』という基本ルールも調べてみてね)

・OSI参照モデルはいったいどうなっているの?

=OSI参照モデルは、7つの種類に分類されています。なぜかと言うと、7つはそれぞれネットワークが機能として持つべきポイントだからです。この7つを理解することで、ネットワークにどのような機能があるのか、どんな形で構築されているのかが把握できます。

[仕組み]

第7層 ー アプリケーション層 第6層 ー プレゼンテーション層 第5層 ー セッション層 第4層 ー トランスポート層 第3層 ー ネットワーク層 第2層 ー データリンク層 第1層 ー 物理層

このようにそれぞれ区別されています。
ではいったい、それぞれがどんな働きをするのでしょうか。

◉第7層:アプリケーション層 =アプリケーションごとのサービスを提供する方法を規定

◉第6層:プレゼンテーション層 =アプリケーションデータを通信に適した形に変換する方法を規定

◉第5層:セッション層 =データの通信路の確立と、切断について規定

◉第4層:トランスポート層 =データを通信相手にちゃんと届ける方法を規定

◉第3層:ネットワーク層 =同じもしくは異なるネットワーク機器と接続する際の、アドレスと経路の選択方法を規定

◉第2層:データリンク層 =直接接続された機器との間に伝送路(データリンク)を確立する方法を規定

◉第1層:物理層 =ネットワークケーブルの材質やコネクタの形式など物理的な要素を規定

まとめ

OSI参照モデルとは、『コンピューターが通信するときのルールの集まりなんだなあ〜』と理解してくれれば良いと思います。

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