LoginSignup
4
3

More than 5 years have passed since last update.

ロリポップからAWSへWordpressのサイトを移行してみる①

Posted at

AWS ロリポップ.png

ゴール

  • ①ロリポップのDBの中身をRDSに移動
  • ②ロリポップのFTPに置いてあるファイルをEC2のインスタンスに移動

①でやるべきこと

⑴ロリポップのDBにログインしてdumpファイルを取得

⑵AWSのVPCの構築

⑶RDSを作成して設定を行う

⑷MysqlWorkbenchでdumpファイルをインポート


②でやるべきこと

⑴ロリポップにFTPでアクセスしファイルを取得してローカルに保存

⑵EC2インスタンスを立てる

⑶ELBの設定

⑷Route53の設定


前提条件

  • AWSのアカウントを持っている

  • MySQLWorkbenchがインストールされている

①の実装

⑴ロリポップのDBにログインしてdumpファイルを取得

ロリポップのデータベースにログインしてエクスポートを押してdumpファイルをローカルで取得(ex: hoge.sql)


⑵VPCの設定

今回はデフォルト(AWS作成時に作られる)のVPCを使用します。

aws簡略図.png

フロー
  • デフォルトVPCを確認

デフォルトVPCはAWSのVPCのコンソールのVPC一覧の中身の"デフォルトVPC"の欄で確認できます。


  • プライベートサブネットを作成

VPCの作成時にパブリックのサブネットが作成されているので、プライベートのサブネットを作成していきます。

具体的にはデフォルトVPCでサブネットを作成します。
nat-gateway簡略図.png

このサブネットにはDBサーバーを配置します。

DBサーバーはインターネットからアクセスされたくないですが、 データ取得やデータ書き込みの際にEC2からのアクセスを許可して、インターネットへのアウトバウンドを行わなければならないのでここではNATゲートウェイを使います。

NATゲートウェイではパブリックサブネットとElastic IPを入力(割り当てるElastic IPがない場合は作成)して、プライベートサブネットからインターネットへの通信を可能にします。

Natゲートウェイを作成したらサブネットを作り、そのルートテーブルのターゲットにNatゲートウェイIDを追加します。

インターネットゲートウェイの作成は既にパブリックサブネットのルートテーブルに書かれているので必要ないです。


[豆知識]

プライベートのサブネットとパブリックサブネットの違いはルートテーブルのルールにインターネットゲートウェイとの接続の有無で決まります。明示的な違いはないです。

⑶RDSを作成して設定を行う

フロー
  • サブネットグループを作成

DBインスタンスを配置するサブネットを指定します。

RDS作成時に指定することになるので先に作っておきましょう。


  • セキュリティグループの作成

RDS用のセキュリティグループ を作成します。

今回はEC2からのアクセスしかないので、インバウンドをMySQL/Aurora 3306ポートに設定します。 


  • RDSでデータベースを作成 

データベースを作成します。

エンジンはMySQLと互換性があるAuroraエンジンを選択し、マスタユーザー名、マスターパスワードを入力します。

パブリックアクセス可能はしたくないですがMySQLWorkbenchからのアクセスを簡略化するために一時的に、許可する設定にします。

これを許可していれば、EC2を踏み台にせずにMySQLにログインすることが可能です。


  • MysqlWorkbenchでdumpファイルをインポート

フロー

  • MySQLWorkbenchでRDSのDB(writer)とコネクトを始める

MySQLでDB名、マスターユーザ、マスターパスワードを入力してアクセスします。


  • dumpファイルをエクスポート

エクスポートが終わったらRDSの設定でパブリックアクセスを無効にしましょう。


これで①の実装が終わりました。

次回は②(ロリポップのFTPに置いてあるファイルをEC2のインスタンスに移動)をやっていきます!

4
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
3