はじめに
DX 技術本部の yu-yama です。
AWS 認定ソリューションアーキテクトアソシエイトを取得したので取得までの流れを記します。
AWS 経験は 2, 3 年で、コアサービスは一通り触っているが、それぞれ本番環境などで使い込んではいないというレベルです。
TL;DR
- Udemy これだけで OK! AWS 認定ソリューションアーキテクト ? アソシエイト試験突破講座(初心者向け 21 時間完全コース)をハンズオン 1 周、模擬問題 2 周行う
- AWS の提供している模擬試験は受けなくても OK
- 問題の解き方
- 少しでも迷いがあるものに見直しマークを付けてまず全問解く。その後、見直しマークのついているものを一通り見直す。
- 消去法で解く
学習期間
- 一カ月と少し(40 日)
教材候補
ハンズオン系
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
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特徴
- ハンズオンメインの動画で定番。
- 難易度は Udemy の 21 時間の模擬問題と同等。
- 模擬問題が 3 つついている。
- セールで買うとお得。
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メモ
- 1.25 ~ 1.5 倍速がおススメと書かれているサイトもあったが、ハンズオンは 1 倍でも速いと感じる部分があり、停止しつつ進めた。リソースの作成にかかる時間は上記 21H に含まれていないので実際はもっとかかる。
- 思ったより時間がかかったため、今回はこれのみで受験。
Web 問題集系
Udemy 【SAA-C02 版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6 回分 390 問)
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特徴
- 難易度が本番よりも高い。
- 出題範囲が広く、本番の問題と出題傾向が似ている。テスト後に、分野ごとに正答率が表示されることも魅力の一つ。各問題に対する解説も充実。
- おススメのやり方:毎日 10~15 問くらい解く。そして、解説を読み込む。休みの日には、模擬問題 1 回分(65 問)を解く。
- とのこと。
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メモ
- 上記 Udemy のハンズオンのものを買えば模擬問題が 3 つついているため、こちらは不要と判断。
AWS Web 問題集で学習しよう
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特徴
- 難易度は本番と同じくらいか、ちょっと易しいくらい。とのこと。
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メモ
- 見た感じ良さそうだった。当初 Udemy ハンズオン後、この問題集を購入し解こうと思っていた。
Amazon AWS 資格取得のための演習問題集(完全無料、オリジナル)
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特徴
- 完全無料
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メモ
- 各 SAA 取得者の感想を見ていると、上記 koiwaclub の次によく挙げられていた。
参考書系
- ハンズオンで使用したサービスの知識を深めるために利用する
徹底攻略 AWS 認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト教科書
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特徴
- 定番の黒本とのこと。
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メモ
- 書籍は情報の更新に追随するのが難しい。AWS の各サービスは日々更新されているため、今回は不採用
AWS 認定資格試験テキスト AWS 認定 ソリューションアーキテクト
- メモ
- 上記と同じ理由で不採用。昔は良かったのかもしれない。
学習方法
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試験ガイドを参照し、試験範囲を確認する
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Udemy(ハンズオン)を全てやりきる
ほぼ毎日少しづつ進めた -
Udemy(ハンズオン)についている問題集をやる(1 周目)
正解・不正解関わらず解説も全部読む -
Udemy(ハンズオン)についている問題集をやる(2 周目)
間違えた問題と見直したい問題の解説を読む
模擬試験
- 各 SAA 取得者の感想で試験の形式に慣れるため受けるべしと書かれているが、Udemy ハンズオン教材の模擬試験を解いている場合は不要と思います。
本番当日
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予約しようと思った時点で受けたい日の午前の回が埋まっていたため午後 13:30 ~受験。
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午前中に模擬問題で間違えた箇所を見直しました。
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ピアソン VUE で受験しました。
- PSI は監督員と遠隔でチャットをしながら、カメラで常時監視されながらの試験
- 「キーボードから手を離してはいけない」とかプレッシャーが半端ないとか見たので。
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受験開始予定時刻 30 分前に到着。30 分前に到着しても待つことなく受けられました。
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必要なものは身分証明 2 点(免許証+保険証)のみ。
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会場入って、名前を言って身分証明見せて本人確認後、規約を読む。読んだあと、写真撮影。
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すぐにテストするか聞かれるので全ての荷物をロッカーに預けて試験。
本番
- まず全問解いて後で見直すものと確信を持てるものを分ける。65 問解いたところで大体 1 時間弱残るはず。
- 後で見直すものを一通り見直して試験終了
- 試験終了後アンケートがあり、終わると結果が表示されます。結果表示が地味なのでスキップしてしまわないように注意。
感想
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思ったより難しかったです。正解が分かるというよりは不正解は分かるという感じで。あまり自信なく"試験を終了する"ボタンを押したのですが合格最低スコア+100 程度でした。良かった・・・
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試験直前に見ていたメモを張り付けておきます。ここら辺で?があると多分落ちると思います。
- S3(CORS やトラスファーアクセスレーション、ストレージタイプなど様々な中身の質問で 10 問弱はあったかと。かなりの頻度です)
- CORS:Cross-Origin Resource Sharding クロスドメインによるアクセス制御を可能にする
- トランスファーアクセスレーション: エッジロケーションを使ってクライアントと高速でデータをやり取りする
- S3 ストレージタイプ
- STANDARD
- 複数個所にデータを複製するため耐久性が非常に高い
- STANDARD-IA
- 可用性は 99.9%, 耐久性は 99.999999999%
- **低頻度** アクセスストレージ
- 読み込みはすぐにできるため、突然の利用にも対応
- 処理中のデータを保存する先としては不向き
- スタンダードに比べて安価
- One Zone-IA
- STANDARD-IA より安価
- データの冗長率が低い(1 つの AZ )、またデータの読み出しに対して課金あり
- 一時的な置き場所の使い方
- RRS(非推奨)
- Reduced Reduncancy Storage
- 低冗長化ストレージ
- Amazon Glacier
- 最安のアーカイブ用ストレージ
- データ抽出にコストと時間(3-5H)を要する
- ライフサイクルマネジメントで指定
- 長期保存向け(最低保持期間は 90 日のため、例えば 30 日で削除しても 90 日分の料金を取られてしまう)
- アーカイブを取り出す 3 つの機能として、「迅速」、「標準」、「大容量」が用意されている
- CloudFront(S3 との組合せなど含めて)
- OAI: Origin Access Identity ユーザーがコンテンツにアクセスできなくなる日時の制御や、コンテンツへのアクセスに使用できる IP アドレスの制御が可能
- SQS を組み入れた構成(これだけで 3 ~ 4 問)
- VPC の設定
- Lambda
- RDS の負荷軽減策や冗長構成を問う問題
- CloudFormation テンプレート内の記述の解読
- Egress:true:アウトバウンド
- Egress:false:インバウンド
- EC2 はリザーブドインスタンスなどのコスト割安な選択など
- EBS
- SSD
- 汎用 SSD:汎用
- プロビジョンド IOPS(SSD):高い I/O 性能に依存する NoSQL やアプリ
- 一番コストはかかる
- HDD
- スループット最適化 HDD
- ビッグデータ処理
- プロビジョンド IOPS よりも安価
- コールド HDD
- ログデータなどアクセス頻度が低いデータ向け
- バックアップやアーカイブ
- 低コストの HDD ボリューム
- AutoScaling の様々な使い方
- Snowball か Snowball エッジの選択
- ECS