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VSCodeの開発環境を設定プロファイル(Settings Profiles)で切り替えて使う

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はじめに

Visual Studio Code、優れた拡張機能がたくさんあり、Web開発から組み込み開発まで対応することができる便利なエディタですよね。
ですがその弊害として、開発環境や言語ごとに必要な拡張機能をひとつのVSCodeにインストールするため、徐々にカオスになっていってしまいます。

そんな問題を解決する新機能 設定プロファイル(Settings Profiles) を紹介します!
※2022/11現在Preview機能

設定プロファイルとは

説明は公式がわかりやすいです。

設定プロファイルは、設定、キーボードショートカット、拡張機能、状態、タスク、スニペットで構成されています。Web、機械学習などの異なる開発環境、Python、Javaなどの複数のプログラミング言語のクラスルーム、WorkやDemoなどのパーソナルモード用にVS Codeをカスタマイズし、設定プロファイルとして保存することが可能です。
v1.69リリースノート から引用/DeepL翻訳)

開発環境(拡張機能+設定 etc.)を個別のプロファイルとして分離し、切り替えて利用できるようになります。
v1.71 からStable buildでもPreview機能として利用可能になりました。

使ってみる

利用するためには設定から workbench.experimental.settingsProfiles.enabled を有効にします。
有効にすると左下にアイコンが追加され、プロファイルの作成・切り替えができるようになります。
画像

私はWeb用の開発環境と、組み込み用(PlatformIO)の開発環境を分けてみました。
特に使えなくなる拡張機能や不具合もなく利用できています。

また、コマンドライン引数で起動時のプロファイルを指定することができるので、ショートカットを作ると便利かもしれません。
例として、Embeddedプロファイルを指定して起動するには --profile "Embedded" を指定します(既定のプロファイルを選ぶにはどうするんだろう?)。

注意が必要なところ

  • Preview機能であること

  • 設定プロファイルごとに設定が完全に独立する
    これはメリット・デメリットありますが…。
    キーボードショートカットや共通で入れている拡張機能の設定も全て独立してしまうので、その辺を頻繁に変更するとプロファイルごとに設定がバラバラになって辛いことになりそうです。

  • 2022/11現在は端末間の 設定の同期 は対応していない
    既定プロファイルのみが同期され、既定以外のプロファイルはそのプロファイルを作った端末でのみ利用可能のようです。
    ただし現在開発中で、Insiders buildではすでに利用可能なので、近いうちに対応されそうです。

おわりに

VSCodeで開発環境を切り替えるにはポータブル版を使い分けるしかないのかと思って調べてみたら、新機能で対応していたので紹介しました。

Preview機能のため、短期間で大幅に仕様が変わる可能性がありますし、既存の環境が壊れる可能性もあります。
あくまでも参考になれば幸いです。

参考ページ

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