はじめに
こんにちは!yu-Matsuです。
2024/3/2に5年ぶりにオフラインで実施された JAWS DAYS 2024 に参加してきました! お手伝いも含めて登壇もしてきましたので、参加レポートを書きたいと思います。
簡単に自己紹介
KDDIアジャイル開発センター株式会社(略称KAG)に所属していまして、インフラ(+フロントエンド)エンジニアとしてクラウドを利用したシステム開発に携わっています。仕事を通して得られた知見や、個人的に気になった技術等の検証内容などに関する記事をQiitaに何件か投稿していますので、興味がありましたらご覧ください。
今回は登壇者も含め、弊社からかなり多くのメンバーが参加しておりました。また、弊社自体もLunchスポンサー枠で協賛していまして、各スポンサーのグッズが置かれているエリアにフラッグがありました!


はじめてのJAWS DAYS!
恥ずかしながらJAWS DAYSには今まで参加したことがなかったのですが、ランチセッションで登壇のお話をいただきまして、初参加の運びとなりました! まず会場に到着して驚いたのは人と熱気の量でした。5年ぶりのオフライン開催だったということもあり、とてつもない盛り上がりだったと思います。
はじめての参加のため、コミュニティ的な面で楽しめるかどうか不安でしたが、別のイベントでお会いしたことがある方や、以前にお世話になっていたSAの方とお話し出来たので、十分楽しめました!

Keynote
AWSの VP & Chief Evangelist である Jeff Barr氏によるKeynoteからイベントが開始しましたが、なんと講演序盤にスペシャルゲストとして、先日退任の報道があった AWSジャパンの長崎社長が来られ、お二人とも JAWS DAYS と 今回のテーマである「Leap Beyond」にかける思いについて熱く語られていました。

また、講演の中でコミュニティ活動の成功例として、KDDI株式会社のコミュニティ活動である Tech-in、Tech-on についても紹介されていました!

登壇セッション
2つのセッションで登壇(1つはサポーター枠)しましたので、登壇の感想を書いていきたいと思います。
C-5: フルAWSのマルチテナントSaaS生成AIアプリ「かぐたん」開発秘話
弊社で開発しているSlack用チャットボット「かぐたん」の開発メンバーとして、開発秘話について話すパネルディスカッションに登壇しました!(写真真ん中が私です)
主にシステムのインフラ担当であったため、開発する上での IaC や CI/CD で苦労した点や、追加機能(RAG)を検討する上での困り事等についてお話ししました。(後ほどアーカイブが公開されるようですので、ご興味がありましたらご覧下さい)

登壇の感想ですが、かぐたんの説明やファリシテーションは一緒に登壇したみのるんさん(@minorun365)、末光さん(@s3kzk)が担当されたので比較的気が楽でしたが、大きなイベントでの対面の登壇は社会人になってからは初めてだったのでやはり緊張しました...
なんとか無事に自分の担当分はこなせたので良かったですし、とても良い経験になりました!
E-6:(サポーター枠)生成AIで社内文書検索!Bedrockの新機能でRAGアプリを簡単に作ってみよう
みのるんさん(@minorun365)実施のBedrockハンズオンにサポーター枠で参加しました!本セッションは事前登録制で、かなりのキャンセル待ちが発生する大人気のセッションとなっていました。(流石みのるんさん!) 当時実施したハンズオンの手順はQiitaで公開されていますので、ご興味がある方はご覧下さい。

このセッションはかなり時間がカツカツになる想定だったのですが、開始早々に会場で用意されていたWi-Fiやテザリングが繋がらなくなってしまうというアクシデントに見舞われてしまいました...
みのるんさんがすぐに手順書の説明に切り替えて進められていたところ、早々に実行委員の皆様にWi-Fi再起動のご対応をいただけました。おかげで会場の通信環境も徐々に回復し、参加者の半数以上の方が無事に一通り手順を終えられていました。アクシデントが発生した際のみのるんさんの柔軟な対応と復旧後の巻き返し、実行員の皆様の迅速な対応には感動しました...
サポーターとしては、主にハンズオン中に生じる参加者からの質問に対応することでしたが、ネットワーク環境以外ではあまり質問も出ず、アクシデントがあったことも踏まえると参加者の皆様も優秀な方ばかりだったんだなぁと思いました。中には Amazon Kendra と Knowledge Base の違いについて質問された方もいらっしゃったようで、セッション自体もそうですが、Bedrock界隈が注目されていることを改めて感じました。
気になったセッション
その他気になったセッションについても少しだけご紹介したいと思います。
C-1: ぼくのかんがえたさいきょうのAWSへのリソースデプロイ
普段はインフラエンジニアがメインですので、このセッションにはとても興味がありました。パネリストの方々の推しのツールの紹介に加え、Mentimeterを使用して参加者の意見も集めるようなセッションで、皆さんにどのようなツールが良く使われているのか、推しのツールは何かを知る良い機会になりました。
普段よく使われているIaCツールは、1位: CloudFormation、2位: Terraform、3位: CDK 、2位と3位は僅差という結果でしたが、デプロイに関しては CodeシリーズやGitHub Actionsなどが挙がる中、CLIからの手動実行も多かったのは意外に感じました。

ぼくのかんがえたさいきょうのIaCに関しては、 AWS CDK が多かったように感じます。私個人としては普段使っているTerraformを推したいところですが、パネリストの皆様が解説されていたそれぞれのメリット/デメリットを聞いてなるほどなぁと思いました。

一方デプロイに関しては比較的様々なツールが上がったように思います。パネリストの皆様が紹介されていた Amazon CodeCatalyst やTerraformのデプロイツールである Atlantis など、名前だけは知っていたものや「そんなものがあったんだ」というようなものまで、チーム特性にあわせて多種多様に渡ることがわかりました。

感想
最後にJAWS DAYS 2024に参加した感想になりますが、いろいろと学ぶことが出来た良い1日でした!いつもはこのようなイベントではセッションを聞く側でしたが、登壇する側に立つことでまた違った景色が見えることを改めて実感しました。今回は初参加でしたが、今後も積極的に参加したいと思います!!
一緒に登壇したみのるんさん、末光さん、ハンズオンセッションで一緒にサポーターを務めた皆様、セッションを聞きに来てくださった皆様、そして、なによりこの素晴らしいイベントを運営いただいた実行委員の皆様に最大の感謝の意を述べつつ締めくくりたいと思います。
JAWS DAYS 2024に関して弊社では他にも記事を書かれていますので、合わせてお読みいただけると幸いです!