#はじめに
こんにちは。オブジェクティブコードの東端です。
今回は**「お金の歴史を学び直しました」**ということで、最近歴史を学ぶことに夢中になっている私ですが、改めて「お金」の歴史を学んでとても面白かったので、その面白かった部分を搔い摘んでシェアさせて頂きます。
普段お財布に入っている
1000円札、5000円札、1万円札
これらがなぜそれぞれ、その価値があるのか。
これって皆さん考えたことあります?
たまに疑問に思ったりしませんか?
実際に調べると出てくるんですが1万円札1枚当たりの原価は22円程度だそうです。
どうして1枚22円で製造されるこの紙っぺら1枚で、1万円分の取引ができるのか。
あまり考えたりしないですよね。
当たり前になり過ぎていて考えない事だと思います。自分自身もそんな当たり前なこと考えてこなかったです。
ですが改めて、どうして今の様式が確立されているのか、歴史を紐解いて学び直してみました。
学び直した結果、めちゃくちゃ面白かったですよ。学んだことをアウトプットする事は凄く大切です。
自身の知識定着の為にも、この場を借りて現在に至るまでの経緯を本当にざっくりと説明させてください。
#貴金属から紙幣へ変遷したのはなぜ??
昔は、実際に価値のある金や銀などの貴金属の重さを測って取引をしていたそうなんです。
この金や銀は当時も価値のあるものであるとどの国も認めていました。なので他の国との取引や外交にも使用できるツールだったようです。
しかしそれでは他国に金銀などの財産が流出してしまいます。
勝手に海外との取引が発生してしまう事を危機を覚えた時の国家権力者が、海外との勝手な取引を抑制する為に他の国では使う事の出来ないツールが必要になりました。
それで、コインが生まれたり…
なんやかんやあって、その末に、紙幣が生まれたとされています。
この紙幣やコインなどがなぜ今この瞬間も含めてそのもの自体の価値以上、原価以上の取引に使えるかがとても重要ですよね。
これがなぜ行えるか、それは・・・
中央集権型の強大な権力が**「価値を証明」「価値を担保」**してくれているからという結論に至ります。
今の日本で使用されている1万円札の原価はおよそ22円程度です。
しかしその物(原価22円で発行された1万円札)を
「1万円相当の価値がありますよ」
って事を国が保証しているから1万円札1枚の価値は1万円なのです。
だいぶ端折って説明していますが、何となくお判りいただけましたかね?
#価値のコントロールって超大切
スパークリングワインとシャンパンの違いって皆さん、ご存じですか?
価格的にはシャンパンに比較してスパークリングワインは安価で楽しむことができます。
内容物の違いという意味では素人には殆ど判別不可能なスパークリングワインとシャンパンですが、この2つ何が違うのか。
シャンパン
=フランスのシャンパーニュ地方で作られたお酒であり、フランスのワインに関する法律に規定された条件を満たしたもの
スパークリングワイン
=それ以外の発泡性ワイン
これも先程の原価22円の1万円札の価値を1万円と定義している国家権力と価値のコントロールと同様の構造です。
他にも身の回りにある価値がコントロール、もしくは定義されているモノを発見するのも面白いかも知れませんね。
#価値のコントロールを理解できなかったスペインの悲劇
ちなみに16世紀に当時のスペインである出来事が起きました。
「価値のある銀をたくさん国に持ち込めば国が豊かになる!」
って考えた当時のスペインの皆さんは、
およそ15,000トンという桁違いの銀を新大陸から持ち込んだそうです。
しかしこれによって何が起きたか・・・
皆さん、想像できますか??
国内に大量の銀が流入したために
銀の価値が相対的にガクンと下がってしまって・・・
超超超インフレに陥ってしまったのです…!!!!
(お寿司も、たまに食べるから有難みがあって特別な食べ物として認識できます。)
#おわりに
今日現在の日本の経済市場もそうですが、価値のコントロールが適切に行われているっていうのはとても大変で、大切なことなんだなぁという事を歴史を通して学ぶことができました。
日常当たり前に感じているモノやコトに関するルーツを学ぶ事って凄く興味深いですし、とても面白かったです
皆さんも是非一緒に歴を学んでみませんか?
という事でオブジェクティブグループではstandFMによる音声配信も行っており、会社に関係ある話やない話まで様々配信しています。
https://stand.fm/episodes/611ed920f4ef5e0007208add
良かったらこちらも聴いてみて下さいね~
(私、イケボと評判なんです )♪
最後までお読みいただきありがとうございました。