#Gitについて
Gitとは、無料で使用できる分散型バージョン管理システムです。簡単に言うと、ファイルのバージョン管理が簡単にできるツールです。その特徴は、ソースコードの記録や追跡などのバージョン管理が「分散型」であることです。
「分散型」であるが故に、Gitを使用することで以下のようなメリットがあります。
- 修正履歴が残り、特定の古いバージョンに簡単に戻すことができる。
- チームで修正したファイルを一つに統合できる。
ちなみに、GitはLinuxの創造主であるリーナス・トーバルズによって開発されたものです。
GitHubについて
Gitを利用したリモートリポジトリを提供してくれるWebサービスです。下記リンク先からSign upできます。
似たサービスにGitLabやBitbucket等があります。
ローカルリポジトリからリモートリポジトリにpushする
流れは以下の通りです。
- ローカルリポジトリを作成する。
- GitHub上でリモートリポジトリを作成する。
- ローカルのインデックスに対象のファイルを追加する。
- ローカルリポジトリにコミットする。
- リモートリポジトリにプッシュする。
それでは実際にコマンドを見ていきます(ローカルリポジトリ、リモートリポジトリを既に作成している前提)。
まず「git add」コマンドでコミットしたいファイルを「インデックス(ステージングエリアとも呼びます)」という領域に追加します。
git add 任意のファイル名
任意のファイル名の代わりに「.」を使用することができます。最後の「.」は全てのファイル、ディレクトリを指します。ファイル名を指定しなくても、全てのファイルをインデックスに追加することが可能です。
git add .
次に、「git commit」コマンドでインデックスの内容をローカルリポジトリにコミットします。チームメンバー等の第三者が見てもコミット内容がわかりやすいように「-m」をつけて後ろにコミットメッセージをつけておきます。
git commit -m "任意のコミットメッセージ"
ローカルリポジトリにコミットできたら「git remote add」コマンドで新しくリモートを追加します。このコマンドは以下の通り「リモート名」と「リモートURL」の2つの引数を取ります。以下の場合、originがリモート名で、https〜がリモートURLにあたります。
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
最後に、「git push」コマンドでリモートリポジトリに反映します。今回はoriginのmasterブランチにコミット内容を反映します。「git push」コマンドは、「-u」オプションをつけることが推奨されています。このオプションにより、ローカルブランチが更新を追いかけるリモートブランチ(上流ブランチと呼びます)を設定することができます。
git push -u origin master
GitHub上の対象のリモートリポジトリを確認してコミット内容が反映されていればOKです。
最後に
以上、ローカルリポジトリからリモートリポジトリにpushする方法でした。見ていただきありがとうございました。