この方法は2022年12月時点で有効だった方法です.最新の状況もご確認のうえご利用ください.
はじめに
- Google Driveの有料プランやGoogle Workspaceを使っていると,かなり大きいファイル(100GB超とか?)をアップロードすることがあるかもしれない.1
- こういったファイルをブラウザでダウンロードしようとすると,途中でタイムアウトになってしまってダウンロードに失敗することが多々ある.
- APIを使ってコーディングで解決する方法はあるかもしれないが,知らない人には説明しにくいし,心理的ハードルが高いかもしれない.
- そこで,Google Driveアプリを使ってノーコードでこれを解決する.
準備
- 使用するPCのメインストレージ(windowsでいうところのCドライブ)に,ダウンロードしたいファイルサイズ(ダウンロードしたいファイルが複数ある場合はその合計ではなく,ファイル1個のサイズ.より正確には,ダウンロードしたいファイル達の中で最大のファイルサイズ)分の空き容量を作っておく,
- 実際のダウンロード先がポータブルSSD/HDDやNASなどの外部ストレージであっても,メインストレージにこの空きがあることが必要(もちろん,これらのダウンロード先にも十分な空きが必要).
- 「フォルダ」のサイズは関係ない.
手順
- google driveアプリをインストールする.https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/download/
- アプリを起動し,アカウントでログインする.
- ドライブが仮想フォルダとしてPCに表示される.この時点ではデータがローカルにダウンロードされるのではなく,ストリーミングされている.
- ダウンロードしたいファイル/フォルダを保存したい場所(外付けストレージなど)にコピー&ペーストする.
- ファイル転送が始まる.保存したい場所(外付けストレージなど)にファイルが書き込まれると同時に,メインストレージ内の見えない場所にも一時的にファイルが書き込まれる.2
- 1つファイル転送が完了すると,メインストレージの空き容量が復活して,次のファイル転送が始まる.
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ちなみに,お使いのGoogleのサービスプランにもよるが,このような大きなサイズのファイルのアップロード自体は,上限はあるが可能である.(2023/3/11閲覧)
https://support.google.com/a/answer/172541?hl=ja ↩ -
仕組みは不明だが,キャッシュとして保存されていると思われる.リソースモニタなどを見て,メインストレージの空きが減っていくことでこれがわかる. ↩