はじめに

社会人生活15年以上の経験で、初めてうつ病にかかり、半年近く休職をしました。
会社や家族の助けもあり、今は通常の生活を取り戻しつつあります。
あんな経験は二度としたくないですし、これ以上家族にも心配をかけたくない。
そんな思いで過ごしつつ、でもまた悪化してしまうかもしれないと気を付けるために、仕事で気を付けていることを書き出そうと思います。

どんな症状だったか？

食欲が無い、不眠症、とにかく体が動かない。休職前は「もう生きていけない」とすら考えていたほどでした。
またストレスが引き金となり、身体中に湿疹が出ていました。

どうしてこうなった？

あまり詳しくは書き出せませんが、環境の変化だったり、苦手なこと・不満をかなり溜め込んでいたのかなと思います。モチベーションは高かったのですが、やはりネガティブな部分の方が勝っていました。

休職から復帰直前まで

1週間はとにかく朝も起きられず大変でした。2週間目は比較的穏やかな日を過ごせましたが、そこから約1か月間は「会社を辞めよう」「もう働きたくない」など、悩み続ける毎日でした。
ただ会社の看護師さんや心療内科のお医者さんとコミュニケーションを取るうちに、復帰に少しずつポジティブになてきました。ここで気を付けたことは、復帰を焦らないということでした。
また、休職中に家族とも一度衝突してしまい、「うつ病が再発したら離婚してほしい」とまで言われました。一緒に過ごす家族にとっても非常につらい時間だったと思います。

復帰前、カウンセリングを受けてみた

先述したとおり、家族から衝撃的な宣言をされましたが、「カウンセリングを受けてみて、それでも再発したら仕方がない。一度受けてみたら？」とアドバイスされました。
はじめは気が進まなかったです。地域の無料相談なんかも考えてみましたが、抵抗感がありました。通院している心療内科もカウンセリングはしておらず。
そこで会社の看護師さんに相談をしてみると、会社が提携しているカウンセリングサービスがあるとのこと。まずはこれに乗っかってみました。

カウンセラーからのアドバイス

カウンセラーには、自分が特にストレスを感じるシチュエーションへの対処法についてお聞きし、そのアドバイスをしていただけました。特に下表の４つは個人的にはとても効果がありました。引き続き気を付けていきたいと思いました。

シチュエーション	これまで	対処法
否定をされたとき	ダメな人間だと落ち込む	その場で自分を評価しない
出来ないことが多い	非常に申し訳ないと落ち込む	出来たことを３つ挙げる
相手と仲良くできない	仲良くしようと媚びへつらう	仕事の関係だと割り切る
悩む時間が多い	答えのない悩みを考え続ける	小声で「ストップ」と唱える

特に１つ目の「否定されたとき」ですが、これについては思い込みがほとんどだと思います。家族と衝突した原因もおそらくこれでした。「めんどくさい人間だね」とまで言われました。ここでハッと気付きました。この衝突を元に、プライドを捨てて、抵抗感のあったカウンセリングを受けてみた感じです。

復帰してから

まずは時短勤務からはじめ、今は通常勤務であまり残業をしないというルールで会社と取り決めました。心療内科へは1か月から１か月半に一度通院、カウンセリングは１か月半から２か月に一度受けています。
もちろんすべてが上手くいっているわけではなく、ストレスのかかるシチュエーションでは少し体調が悪くなる時間帯もあります。そんな時は先に挙げた対処法で和らげています。

変わったこと

復帰後戦力になりたいと焦る気持ちが強かったのですが、そこにフォーカスを当てず、とにかく心身健康でいようと過ごしています。頑張り過ぎず、6割程度で動くとカウンセラーからアドバイスももらいました。

「出来たことを３つ挙げる」ということを少しずつ繰り返した結果、色々なモチベーションが上がってきました。こうやって気持ちを投稿してアウトプットをするというのもそういった結果の表れかもしれません。

人との関わり方も変わりました。自分を評価したり、また無理に仲良くなろうと腰を低くし過ぎず、あまり相手にどう思われるかを気にし過ぎないようになりました。おかげで困りごとなど相談がしやすくなったかもしれません。今のところはですが。。。

これからの展望

休職前までのパフォーマンスが出たらいいな～と思います。
フロントエンドの勉強も進めたいな～と思います。
せっかくなので資格や試験の合格も目指したいな～と思います。

今は「やりたい！」と強い気持ちではなく、「やりたいな～」くらいのテンションで過ごそうと思います