結論
背景
パワーポイントに立体物の写真や画像を貼り付けた後、その形に沿った3D図形を置きたいこと、ありますよね 。
分かりやすくするテクニックとして勧めたいものの、メニューが深かったり、思うように動かしにくかったり、90度違う向きを用意しようとすると最初からやり直さなければならなかったりと、欲しい図形を得るまでに手間がかかりすぎるのが難点でした。
それを改善し、整えたUIをマクロを構築してみました。
機能説明
1. 同一俯瞰角度かつ別押し出し軸セットを用意
回転してから合わせこむように作るのは困難です。先に用意して同一回転量を与えることで都合のいい角度を保持しています。
1. 3D回転
冒頭のもの。水平軸回転・垂直軸回転・Z軸回転のボタンを表に出しています。
(Shiftを押しながらで回転量が1/3の精緻モードになります。)
2. 矢印サイズ変更
3. 矢印移動
既存の画像に角度を合わせこむ際、矢印の位置を近接させることが出来ます。
全ての矢印を同時に使うことは無いでしょう。いずれか抜粋するような使い方を想定しています。
工夫したところ
軸ロック機能
このマクロで唯一、Excelに無い機能です。
水平軸回転/垂直軸回転をする際に任意の1軸を固定できます。
(正確に言うと回転した後にZ軸補正回転を加えています。)
※3次元空間の軸方向固定をしているわけではありません。XY平面の投影角度を固定しています。回転そのものはExcelの水平回転/垂直回転なものを矯正しているので、動き方のイメージが掴みにくいと思います。お試しください。
その他便利機能
矢印の細かい形状調整できると思ってなかったので面白かったです。
物理プロダクトや建築関係のPowerPointで活きると思います。こなれた私は人力と長年の勘で合わせこんでいたものの、時間とテクニックが要る故オススメしにくかったのです。これなら使いやすいのでは?と。
そんな話をしていた同僚に渡すつもり作ったものの、私事で作ったものだしWWWには使いたい人がいるかもしれないな、と思いこのような形で公開しました。お役に立てば幸いです。