はじまり
ファイルサーバーを作りたい、と思った。手元には Lenovo の ThinkCentre-Edge72 がある。
しかし、製造から割と経っているコイツをずっと稼働させっぱなしにするのは怖い。
知らんうちに電源が爆発したりしてしまわないだろうか。
電源が怖い。
電源が怖い。
-> それなら、電源を換装すればいいんだ!
と、いうわけで、スリムPCの電源換装計画 もとい ThinkCentre 改造計画がスタートした。
規格を確認する
計画はスタートしたわけだが、必要なものを購入する前にマザーボードの規格や、電源ピンの仕様について調べなくてはならない。
購入してから「うーん、ねじ止めできないね」という事態に陥ってしまっては嫌なので。
マザーボード
PC 生活さんに ATX 規格のマザーボードのネジ位置が掲載されていたので、ThinkCentre の寸法と照らし合わせる。
6つあるネジ穴すべての寸法がぴったり同じようだ。
マザーボードの規格については問題ない。
電源
電源を換装するぞー、と軽く言ってしまったがメーカー製PCは電源ピンに独自規格を用いていたり、供給電圧が ATX 規格に準ずるものでないことがあるので、要チェックである。そのどちらか一方にでも独自規格が使用されていた場合には、この計画は即終了である。
電源ピンの形状
メインの 24 ピンは見比べたところ、すべて同じ形状であった。
また、CPU電源の 4 ピンの形状も同じであった。
その他、SATA 電源やペリフェラル電源についても同様であった。
よってピンの形状には互換性があると判明した。
供給電圧
Wikipedia の情報と、AcBel製の電源に記載された情報を基に互換性があるかを調べる。
ThinkCentre
- +5.08 V
- +3.3 V
- +12.0 V
- -12.0 V
- +5.08V (sub)
-5 VDC については SFX 電源では省略されているようであるが、ATX 電源との互換性は保たれているようである。
というわけで、供給電圧についても互換性有りと判明した。
材料
-
ThinkCenter-Edge72
- CPU : core i3-3220 (2C 4T)
-
新品の電源
- Thermaltake Smart 500W
-
新品のケース
- Thermaltake Versa H17
元々 ThinkCentre に搭載されていた電源は、小型PC向けの SFX 規格なのだが、新しく用意した電源は ATX 規格のものである。
ATX 規格の電源を選んだ理由は単純で、SFX 規格の電源と比較して安いからである。
そして、上記の理由から電源のサイズが大きくなったことにより元の筐体のまま電源のみを交換することが出来なくなってしまったため、仕方なくケースも新調したというわけである。
電源、ケース共に Thermaltake 製品を選んだのは、そこそこの大手であり信頼をおけるからである。
電源については 500 W も必要ないのだが、 Thermaltake が Amazon で販売している電源で一番容量が小さいのが 500 W だったためしぶしぶ選択した。
裏話
(〇人志向などが200 W や 350 W の電源を販売しているが、正直なところいい噂をあまり聞かないので今回は選択しなかった。)
工程
終わりに
ケースを加工するなどの工作を行ったわけでもないので非常に薄味な記事になってしまった。しかし、こんなこともできるのだと知ってもらえれば、それだけで十分だ。