はじめに
普段からPCLを使用していて,それはUbuntu上で動作させていた.
最近Macbook Proを購入して,そちらでの環境はずっと無視していたのだが,そちらでも動作環境があると便利だなと急に思い立ち,すぐにインストールを完了した.
PCL(Point Cloud Library)とは
公式のページはこちらにある.
What is it?
The Point Cloud Library (PCL) is a standalone, large scale, open project for 2D/3D image and point cloud processing.
PCL is released under the terms of the BSD license, and thus free for commercial and research use. We are financially supported by a consortium of commercial companies, with our own non-profit organization, Open Perception. We would also like to thank individual donors and contributors that have been helping the project.
と説明されている.簡単に和訳したものがいかである.どうも英語が苦手なので,間違っていたら指摘していただけるとありがたい.
PCLはスターンドアローンで動作する2D/3D点群処理プロジェクトである.
PCLはBSDライセンスでリリースされており,自由に商用利用および研究利用できる.複数の商業会社によってサポートされている独自の非営利組織である.加えて,プロジェクトを支援する個人にも感謝したい.
点群を処理するためのライブラリである.
インストール方法
調べたところ,MacではHomebrewを用いてコマンド一発でインストールできるようだ.
Homebrewとは
Homebrewを使用していない人はここからやらなくてはいけない.
Homebrewはユーザごとにパッケージを管理してくれる便利なヤツである.
インストール方法はこちらに記載されており,
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
とコマンドを実行すると良い.
PCLのインストール
公式のドキュメンテーションにPCLインストール用のコマンドが記載されており,
$ brew install pcl
とするだけで良い.
cmakeのインストール
PCLのプロジェクトをビルドする際にはcmakeを利用することが推奨されている.なのでこちらもhomebrewからインストールしてしまうと良い.
$ brew install cmake
ビルドエラーが起こるかもしれない
実際にプロジェクトをビルドする際に,以下のエラーがおこった.
$ make
[ 50%] Linking CXX executable proj
ld: library not found for -lflann
clang: error: linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation)
make[2]: *** [proj] Error 1
make[1]: *** [CMakeFiles/proj.dir/all] Error 2
make: *** [all] Error 2
解決方法はこちらに記載した.