この記事はand factory.inc Advent Calendar 2021 24日目の記事です。
昨日は@KKusumiさんの【Android】今日からできるSplashアイコンアニメーション【Splash】でした。
きっかけ
こんにちは、Androidエンジニアのyst_iです。
アプリのUI、捗ってますか?
「アプリのUIはデザイナーの担当、エンジニアは深く踏み込まないよ」という考え方は多いと思います。僕も基本的には同じ考えです。ただ、UIをデザイナーだけではなく、チームで考えられたらより良いものが出来ると考えています。
UIはユーザ体験に直結します。また、最終的にエンジニアがコードで実現する箇所です。どうせなら良いUIを選択してユーザに使って欲しいと考えています。
ただ、実際にUIを考えはじめると迷うことが多いです。何を基準にするのか?他にどういうUIのパターンがあるのか?しっかりとまとめるのは難しいと感じます。
良いアウトプットを出すのは難しいです。
良いアウトプットを出すためには、まずインプットを変える必要がありそうです。こちらの記事を参考にしていろいろなアプリのUIを記録することを始めました。
やったこと
- アプリをDLして良いなと思ったUIのスクショとメモを記録する
- エンジニア定例、担当アプリのチーム定例で共有する
- 頻度は週1か隔週
- せっかくなのでアウトプットして、フィードバックをいただきます
- 担当アプリのチームに提案する
- 課題の解決、UI改善ができそうならせっかくなので提案します。合意が取れたら実装・リリースに進みます
振り返り
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なるべく週1でアウトプットする
- やはりアウトプットする過程で考えがまとまっていきますし、面白がってくれる人も出てきて、感想をもらえるのでモチベーションも上がります。
- 定期的に作業することで習慣になっていきます。
- チーム内で相談している時に「その機能のUIならこのアプリが良いかも」と資料を出せるので、少しMtgに貢献できた気がします
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記録する観点をアップデートする
- はじめの頃は担当アプリで未実装機能(サジェストあったらいいよね程度)や、アニメーションなどを記録してました。
- ただ、めぼしい機能(UI)を記録すると新しく機能を探すのが大変になり、時間かけてもアウトプットが増えないことが多くなり、モチベーションが落ちていきました
- そこで、以下の観点を追加しました
- アプリの強みとその強みをユーザに伝えているUIはどこか?
- 担当しているアプリの課題を調査対象のアプリはどうやって解決しているのか?解決している機能(UI)はどこか?
- 例えば、併読率に課題があるとすると、併読率を伸ばそうとしているUIを探す
- 課題とUIの結びつきを意識してみるようにしました。この観点で見るようにすると新しい気づがあり、モチベーションが回復したと思います。
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担当するアプリのUIを改修する
- 最終的には担当しているアプリに活かしたいので、記録を参考にして、UI改善を提案します
- しっかりと成果を測れていませんが(今はここを頑張っています)、自分の提案でアプリ改善が進むのは嬉しいものです
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リリース後の結果が知りたくなる
- 自分が提案したことなので結果が気になり、分析に目が向き始めます。自分の活動範囲を広げたくなります。
まとめ
- 他のアプリを見始めてみて、UIの引き出しが増えました。また、課題(目的)とUIのつながりを意識することでUIを評価する精度が上がったと思います。以前より良いアウトプットに近づけたのかなと考えています。
- これからもユーザが使いたいと思うモダンなUIを作るために引き出しを増やしていきたいと思います。