ES6でprotectedメンバを簡潔に定義する

自分がよく使っている方法メモ。
WeakMapを使った privateメンバ protectedメンバの実装の見た目を少しスッキリさせただけ。
(最初privateメンバ実装したつもりでしたが、コメントでご指摘いただいた通りprotectedだったので修正しました)

まず、以下のような関数をどこかに適当なファイル内で定義する。
この関数は、外部からアクセスできないWeakMapに値を出し入れすることで、
privateな変数を実現している。

const privates = new WeakMap();
module.exports = (self) => {
  if (!privates.has(self)) {
    privates.set(self, {});
  }

  return privates.get(self);
}

次に、privateなメソッドを定義したいクラスで上記関数を読み込んで使う。

const _ = require('./private.js');

class Person {
  constructor(name) {
    _(this).name = name;
  }

  print() {
    console.log(_(this).name);
  }
}

いえい

const person = new Person('test');
person.print(); // "test"

実はprotectedですらない

外部から_(person).nameとかやればアクセスできてしまうので厳密にはprotectedでは無いが、
明示的にアクセスしない限りはアクセス出来ないので、余程の事がない限り問題無いはず。