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【Rails】Deviseをカスタマイズして使いたい!!(ルーティング編)

Last updated at Posted at 2023-02-12

どうした?

前回の記事では、Deviseを導入しUserモデルを作成しました。

今回の記事では、

  • ルーティングを設定し、URLとパスをカスタマイズ
  • コントローラファイルを作成し、アクションを設定
  • ビューファイルを用意し、ページにアクセスする

を目標に進めていきます。

今回目指すもの

前回作成したUserモデルに対して、以下の処理をするためのルーティングを作成していきます。

registrations_controller

HTTPリクエスト パス URL アクション 処理内容
get new_user sign_up new ユーザーの新規作成フォーム
post users users create ユーザーの新規作成ができる
get edit_user users/:id/edit edit ユーザー情報の編集フォーム
patch user users/:id update ユーザー情報の編集ができる

sessions_controller

HTTPリクエスト パス URL アクション 処理内容
get login login new ユーザーのログインフォーム
post login create ユーザーがログインできる
destroy logout logout delete ユーザーがログアウトできる

手順

ルーティングの設定

まずは usersに対してルーティングを設定していきます。

routes.rb
devise_for :users

このままではコントローラがないため、ルーティングは機能しません。
コントローラファイルを作っていきましょう。

コントローラファイルの作成

まずはページアクセスのためにコントローラファイルを準備します。

$ rails generate devise:controllers users

これにより、app/controllersフォルダ内にusersフォルダといくつかのコントローラファイルが生成されます。
生成されたusersフォルダの中身は以下のようです。

  • users
    • confirmations_controller.rb
    • omniauth_callbacks_controller.rb
    • passwords_controller.rb
    • resistrations_controller.rb
    • sessions_controller.rb
    • unlocks_controller.rb

このうち必要なものはresistrations_controller.rbsessions_controller.rbなので、それ以外は削除してしまいましょう。

resistrations_controller.rb

このコントローラでは、ユーザー作成と編集が行えるようにします。

ルーティングの設定

ルーティングファイルにて「Users::RegistrationsControllerを使うよ」という宣言をします。

# 認証
devise_for :users, controllers: {
  registrations:  'users/registrations'
}

これにより、Deviseは自動で以下のルーティングを生成します。

$ rails routes | grep users

cancel_user_registration    GET       /users/cancel(.:format)       users/registrations#cancel
new_user_registration       GET       /users/sign_up(.:format)      users/registrations#new
edit_user_registration      GET       /users/edit(.:format)         users/registrations#edit
user_registration           PATCH     /users(.:format)              users/registrations#update
                            PUT       /users(.:format)              users/registrations#update
                            DELETE    /users(.:format)              users/registrations#destroy
                            POST      /users(.:format)              users/registrations#create

各アクションの設定

resistrationsコントローラのnewアクションを設定しましょう。

コントローラファイルを見ると、各アクションがコメントアウトされています。
newアクションを使用するので、コメントアウトを取り消しましょう。

# GET /resource/sign_up
def new
  super
end

newアクションの中身を見ると、superとだけ書かれています。
superということは、親クラスであるDevise::RegistrationsController継承しているようです。
今の所は無視して進めます。

ビューファイルの作成

ビューファイルを用意してusers/newページを表示させましょう。
ルーティングを確認すると

new_user_registration       GET       /users/sign_up(.:format)      users/registrations#new

とあるので、ビューファイルはapp/views/users/resistrationsフォルダ内に作れば良いことが分かります。

試しに空のnew.html.erbファイルを作成してみます。
/users/sign_upにアクセスしてみると、無事にページを開けていることが分かります。

sessions_controller

このコントローラでは、ユーザーがログインとログアウトを行えるようにします。

resistrations_controllerと同様の手順で作業します。

まずは、ルーティングを追加しましょう。

devise_for :users, controllers: {
  registrations:  'users/registrations', # カンマで区切るのを忘れない!
  sessions:       'users/sessions'
}

ルーティングを確認すると、

new_user_session            GET       /users/sign_in(.:format)      users/sessions#new
user_session                POST      /users/sign_in(.:format)      users/sessions#create
destroy_user_session        DELETE    /users/sign_out(.:format)     users/sessions#destroy

が追加されているので、new.html.erbはapp/views/users/sessionsフォルダ内に作れば良いことが分かります。

ビューファイルを作成したら、sessionsコントローラにてnewアクションのコメントアウトを取り消しましょう。

/users/sign_inにアクセスすることができるかと思います。

URLとパスをカスタマイズしよう

現在のURLやパスはDeviseが自動で作成したものです。
これを、設計に沿って変更しましょう。

ルーティングファイルを以下のように修正します。

devise_for :users, controllers: {
  registrations:  'users/registrations',
  sessions:       'users/sessions'
}, skip: [:registrations, :sessions]
devise_scope :user do
  get       'sign_up', to:            'users/registrations#new',      as: :new_user
  post      'users', to:              'users/registrations#create'    as: :users
  get       'users/:id/edit', to:     'users/registrations#edit',     as: :edit_user
  patch     'users/:id', to:          'users/registrations#update'    as: :user

  get       'login', to:              'users/sessions#new',           as: :login
  post      'login', to:              'users/sessions#create'
  delete    'logout', to:             'users/sessions#destroy',       as: :logout
end
  • devise_forブロックでは、コントローラの呼び出し
  • skip:では、devise_forが自動で作成したルーティングを削除(カスタマイズしたい為)
  • devise_scopeでは、URLとアクションの指定
  • as:では、パスの指定
    をしています。

ルーティングを確認すると

$ routes | grep users

new_user        GET    /sign_up(.:format)          users/registrations#new
users           POST   /users(.:format)            users/registrations#create
edit_user       GET    /users/:id/edit(.:format)   users/registrations#edit
user            PATCH  /users/:id(.:format)        users/registrations#update
login           GET    /login(.:format)            users/sessions#new
                POST   /login(.:format)            users/sessions#create
logout          DELETE /logout(.:format)           users/sessions#destroy

が得られます。

/sign_upにアクセスすると、無事にページが表示されています。

まとめ

今回はルーティングを設定しました。
次回はコントローラとビューファイルを整えて、

  • ユーザー作成
  • ログイン

ができるようにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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