こんにちは、@yshr10icです。
2020/06/25にAWSからAmazon Honeycode(アマゾン・ハニーコード)というサービスがβ版リリースされました。
Amazon Honeycodeはスプレッドシートのようなインターフェースで、コードを記述することなく、モバイルアプリやウェブアプリを構築することができるサービスです。
最近ノーコード・ローコードについて耳にする機会が増えてきた気がするので、どのようなサービスがあるのか調べてみました。なお、本記事は2020/06/30の情報をもとに作成しております。
ノーコード・ローコードとは?
ノーコード(NoCode)とはその名の通り、ソースコードを書かないでアプリケーションを開発することです。ノーコードでは、GUIを用いて予め用意されたものをつなぎ合わせて開発していきます。ただし、まったくコードを書かないのである程度できることに制限がかかってしまいます。
それに比べて、ローコード(LowCode)では、多少なりともソースコードを書くことによって、より柔軟性のあるアプリを開発することができます。
最近では、NoCodeCampというノーコード専門のオンラインサロンも登場しており、日本においても注目されつつあるのではないでしょうか?
主要なノーコードサービス・ツール
AppSheet
- 2020/01にGoogleが買収
- 業務支援アプリ開発プラットフォーム
- マルチデバイス対応
- 標準機能が豊富
- 日本語の情報サイトあり(https://www.appsheet-japan-community.com/)
標準機能の一覧
Glide
- データソースはGoogleスプレッドシート
- PWAアプリ作成
サイトのフッターのところに、こんなミッションが書かれていました。かっこいいですね!
Glide's mission is to create a billion new software developers by 2030.
Glideのミッションは2030年までに10億人の新しいソフトウェア開発者を生み出すことです。
Adalo
- ウェブアプリとスマホアプリの両方を作成可能
- スマホアプリはApple StoreやGoogle Playから配布可能
bubble
- ウェブアプリ
- プラグインが豊富
Amazon Honeycode
- フルマネージド型のAWSサービス
- 2020/06/25にβ版リリース
- スプレッドシートのようなインターフェースで、コードを記述することなく、モバイルアプリやウェブアプリを構築することができるサービス
主要なローコードサービス・ツール
Microsoft Power Platform
- Microsoftが提供しているビジネスアプリケーションプラットフォーム
- UIの日本語対応
- データの収集から解析・予測までロー コーディングで実現するプラットフォーム
- Power Apps:PowerPointライクな画面とExcelのような関数を組み合わせることで簡単にアプリを作成できる開発プラットフォーム
- Power Automate:ワークフロー生成サービス
- Power BI:ビジネス分析プラットフォーム
OutSystems
- エンタープライズ向け高速開発プラットフォーム
- オープンソースのライブラリが豊富
Retool
- 様々なデータソースに対応
- コーディング箇所は基本的に
JavaScript
まとめ
Amazon Honeycodeのβ版リリースを機に、ノーコード・ローコードについて調べてみました。ノーコードは一般向け、ローコードはエンタープライズ向けという印象を受けました。
せっかく調べてみたので、今後はノーコード・ローコードサービスを実際に使ってみたいと思います!